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IIJmio(みおふぉん)の速度は遅い!それでもおすすめできる理由とは?

IIJmioの速度は遅い?

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この記事の目的は、IIJmio(アイアイジェイミオ)の速度が遅いのかを検証することです。実測値やユーザーからの口コミに基づき、はっきりと「遅い(もしくは速い)」と断定します。

また速度以外の点で、IIJmioがどのよう特徴を持つのかについても紹介します。IIJmioへの乗り換えに少しでも興味のある方は、ぜひ以下をお読みください。

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目次

IIJmioの速度は遅い?

IIJmioの通信速度(理論値)

 高速通信低速通信
タイプD
(ドコモ回線)
下り最大1288Mbps
上り最大131.3Mbps
最大300kbps
タイプA
(au回線)
下りnn最大958Mbps
上り最大112.5Mbps
最大300kbps
公式サイトより引用

公式発表によると、IIJmioの速度は、下り最大1,288Mbpsとそれなりに速いです。しかし、これはあくまで理論上の最大値であり、実際にここまでに速度が出ることはまずありません。

実測値に基づくと、IIJmioの速度は遅いです。以下では、IIJmioがどれだけ遅いのか、詳しく見ていきます。なお、これから登場するデータは、すべて2022/10月時点のものです。

格安SIMのなかでも遅い部類【15社を比較】

格安SIMの通信速度ランキング

順位格安SIM通信速度(下り平均)
1位ペンギンモバイル81.36Mbps
2位LinksMate79.26Mbps
3位J:COM MOBILE74.41Mbps
4位ワイモバイル64.26Mbps
5位UQモバイル60.68Mbps
6位OCNモバイルONE60.46Mbps
7位nuroモバイル52.54Mbps
8位LINEモバイル50.28Mbps
9位イオンモバイル50.08Mbps
10位IIJimio49.2Mbps
11位b-mobile41.51Mbps
12位mineo40.97Mbps
13位日本通信SIM38.44Mbps
14位スターモバイル30.68Mbps
15位BIGLOBEモバイル12.15Mbps
参考:みんなのネット回線速度「格安SIMの通信速度ランキング

ahamo・povo・LINEMO・楽天モバイルはキャリア扱いなのでランキングから除く

上記の通り、IIJmioの速度は、格安SIM15社の中で10番目。大半が50Mbpsを超える中、IIJmioは40Mbps台です。よって、IIJmioの速度は、かなり遅いといえるでしょう。

40Mbpsが出れば、一般的なスマホ利用に不便はありませんが、これはあくまで平均値なので、実際にはもっと遅いときもあります。

とりわけ回線が混雑する昼間は、速度がガクッと落ち、スマホの動作が悪くなることが想定されます。以下では、IIJmioの昼間の速度を検証するので参考にしてください。

昼間の通信速度はとくに遅い

 Ping下り上り
109.56ms54.26Mbps11.67Mbps
155.26ms16.91Mbps10.69Mbps
夕方120.44ms49.48Mbps13.52Mbps
99.26ms53.47Mbps10.26Mbps
深夜102.29ms59.5Mbps11.64Mbps
参考:みんなのネット回線速度「IIJmio(みおふぉん)の通信速度レポート

上の通り、昼12時〜14時ごろにおけるIIJmioの速度は遅いです。

ドコモ回線のタイプD、au回線のタイプAともに、下り16Mbps前後であり、スマホの動作がかなり悪くなることが想定されます。

15Mbpsを超えているためまずまずの速度ですが、実際は1Mbps前後まで落ちるケースも多く報告されています。

具体的には、Webページがなかなか読み込まれなかったり、動画が途中で止まってしまったりといったことが起こる可能性が高いです。

よって、昼にモバイルデータ通信をよく使う方は注意してください。ほかの格安SIMを検討するか、IIJmioを選ぶなら、Wi-Fi環境を確保するのが良いでしょう。

都会だとより遅い恐れ【東京・大阪は要注意】

東京・大阪におけるIIJmioの速度(下り)

 平均最小最大5Mbps未満
東京都31.04Mbps0.25Mbps129.76Mbps20件中7件
大阪市32.49Mbps1.47Mbps92.07Mbps20件中5件
参考:みんなのネット回線速度「IIJmio(みおふぉん)の通信速度レポート
※各都市、直近20件のレポートを調査

回線が混雑しやすい都会、とりわけ東京都内や大阪市内などは、IIJmioの速度がより遅くなる傾向にあるので、気をつけてください。

上記のように、東京・大阪ともに平均値こそ30Mbps強とそれなりですが、どちらも5Mbps未満のレポートが25%以上を占めています。また最小値は1Mbps前後と、かなり遅いです。

よって、東京都内や大阪市内に在住の方で、モバイルデータ通信をよく利用する方は、IIJmioに向いていないといえます。

5Gに切り替えても速度は変わらない

IIJmioでは、無料で5Gオプションを利用できますが、5Gに変更しても速度は速くなりません。

事実、公式が「混雑時の通信速度は大差ありません」、「必ずしも通信速度の改善を保証するものではありません」と明言しています。

5Gにしても速度が速くならない理由は、IIJmioの5Gがいわゆる「転用5G」だからです。

転用5Gとは、4Gの周波数帯を置き換えて5Gを実現するもので、実質では4Gとあまり変わりません。5G専用の周波数帯を持つわけではないので、速度は遅いです。

よって、IIJmioを利用する場合は、「5Gだから速いよね?」と勘違いしないように気をつけましょう。

低速時の最低速度(速度制限時)は「300kbps」と比較的速い

IIJmioにおける低速モードの速度は最大300kbpsです。以下の通り、これは携帯会社の中で比較的速いレベルだといえます。

低速化した際の通信速度:

  1. 楽天モバイル・UQモバイル – 最大1Mbps
  2. IIJmio – 最大300kbps
  3. au・mineo・OCNモバイルONEなど – 最大200kbps
  4. ドコモ・ソフトバンク – 最大128kbps

上記の通り、あくまで低速化した場合に限りますが、IIJmioの速度は、3大キャリアや多くの格安SIMよりも速いです。

ちなみにIIJmioでは、自分で低速モード(クーポン非適用)に切り替えて、通信量を節約することもできます。

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IIJmioの速度でスマホは快適に使える?

みんなのネット回線速度によると、IIJmioの速度は平均49.2Mbps、つまり約50Mbpsです。しかし、昼間や都会では、1Mbpsくらいまで速度が落ちてしまう場合もあります。

以下では、50Mbps・1Mbpsのそれぞれでできること・できないことを紹介します。IIJmioの速度で、ご自身がどれだけスマホを快適に使えるかをイメージしてみてください。

IIJmioの速度でもできること

50Mbpsの場合:

  • 高画質での動画視聴
  •  オンラインゲーム
  •  ネットサーフィン
  • その他のあらゆるスマホ利用

1Mbpsの場合:

  • 音声通話やメッセージのやり取り
  • ネット記事や地図アプリの閲覧
  • Twitter
  • 低画質での動画視聴

まずIIJmioの平均速度である50Mbpsが出れば、YouTubeやオンラインゲームも含め、あらゆるスマホ利用が可能です。

次に1Mbps前後しか出なかった場合ですが、電話やLINE、Twitterでのつぶやき(文字だけ)くらいはできます。

動画も低画質に設定すれば、止まることなく見られるでしょう。ただし、読み込みは遅いかもしれません。

IIJmioの速度ではできないこと

50Mbpsの場合:

  • ほとんどなし

1Mbpsの場合:

  • 標準画質・高画質での動画視聴 ※
  • オンラインゲーム
  • Instagram・Facebook ※
  • 通販サイト

※使い勝手は悪くなるが使用することは可能

平均速度が遅いIIJmioでも、50Mbpsが出てくれれば、スマホ利用で不便を感じることはほぼないでしょう。

一方、昼を中心に1Mbps前後しか出なければ、画像や動画の読み込みを伴うスマホ利用は難しくなります。

動画なら止まってしまったり、ゲームではタイムラグが生じたりといった事態が想定されます。

よって、昼間にスマホを使うなら、IIJmioのユーザーはモバイルデータ通信ではなく、Wi-Fiを使うのが無難です。Wi-Fiが使えない場合は、ほかの格安SIMを検討するのが良いでしょう。

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IIJmioの速度に関する口コミをチェック

続いては、IIJmioの速度に関するインターネット上の評判・口コミを見ていきます。実際のユーザーのレビューを見て、契約するかどうかの参考にしましょう。

やはり「遅い」という口コミが目立つ

IIJmio、遅すぎて地獄…。やっぱりサブ回線、LINEMOに戻そうかなぁ。 pic.twitter.com/YGjeZgUN20

— 🤔💳👮🚓 (@kn2bk1) April 1, 2022

iijmio遅っそ!⤵︎⤵︎ pic.twitter.com/pJ1xvK7jNg

— ふかしぎ なゆた (@hukashiginayuta) August 30, 2021

ⅡJmio、遅すぎて何もできず泣いてる

— オトカタ (@vodka_nomu) September 25, 2022

実測値を見れば当然ともいえますが、IIJmioの速度については「遅い」という口コミがたくさん見られます。一方、「速い」というレビューはほとんど見つかりません。

よって、IIJmioの速度には期待をしないほうが良いでしょう。

速度以外ではポジティブな意見も多い

携帯電話をiPhoneSE2からiPhone13に切り替えた
キャリアーは楽天にして、ほぼメインのデータ通信はIIJmioのeSIMに設定完了
音声通信はラインを使うのでほぼ電話は使わないしデータ通信は安いIIJmioなので、現在の使い方だと楽天の月額0円、IIJmioの月額660円
格安杉やろ

— シンボリルドルフ (@akawasabi2012) April 8, 2022

ノーマークだった😂

IIJmioのMotorola edge30 Proかなり安いのね😅

8gen1搭載機が一括67,800円(MNPなら51800円)ってかなり頑張ってる😂 pic.twitter.com/hCl9ITpLK6

— しみたく🙆 (@Gadget_Simitaku) June 14, 2022

速度の遅さとは対照的に、IIJmioは顧客満足度の高い携帯会社です。事実、インターネットでは、IIJmioについてポジティブな意見を述べるユーザーが数多くいます。

そのため、通信速度にはこだわらず、むしろその他の要素を重要視するなら、IIJmioも乗り換え先の候補に入れるのがおすすめです。

IIJmioのメリット・特長については、次項の内容を参考にしてください。

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【速度以外】IIJmioのメリット・特徴を確認

IIJmioには、以下のように多数の長所があります。通信速度が遅いことに目をつぶれば、かなり優良な格安SIMだといって良いでしょう。

  1. 顧客満足度調査で2年連続第1位
  2. 価格がわかりやすく、値段も安い
  3. 動作確認が早く、対応も丁寧である
  4. 取り扱うスマホの種類が豊富
  5. 低速に切り替えるとデータ消費をしない
  6. 家族間のデータシェア機能が充実

顧客満足度調査で2年連続第1位

「IIJmio」は「2022年携帯電話サービス顧客満足度調査」の「MVNO部門」および、「2022年度JCSI(Japanese Customer Satisfaction Index:日本版顧客満足度指数)第2回調査」の「MVNO業種」において、それぞれ総合満足度第1位、顧客満足スコア第1位を2年連続で受賞しました。https://t.co/5ygklwWoj7 pic.twitter.com/Ukv6pXkDLj

— IIJ (@IIJ_PR) September 28, 2022

上記の通り、IIJmioは、2つの調査で2年連続・顧客満足度第1位を獲得しています。そのため、ブランドとしての信頼度はかなり高いといえるでしょう。

ちなみにこれらの調査でIIJmioは、イオンモバイル、mineo、OCNモバイルONE、J:COMモバイル、BIGLOBEモバイルの5社に勝りました。

よって、この5社への乗り換えをお考えの方は、ぜひIIJmioを利用することも検討してみてください。

価格がわかりやすく、値段も安い

IIJmioの料金表(ギガプラン)

 音声SMSデータeSIM
2ギガ850円820円740円440円
4ギガ900円970円900円660円
8ギガ1,500円1,470円1,400円1,100円
15ギガ1,800円1,780円1,730円1,430円
20ギガ2,000円1,980円1,950円1,650円

IIJmioの主要料金プラン(ギガプラン)は、上記のようにデータ容量に応じて価格が決まります。4ギガ以下なら、音声通話付きも含めて900円以下で利用できるので、比較的安いといえます。

そのため、Wi-Fiの環境があってデータをあまり消費しない方には、IIJmioはおすすめです。

ちなみにWi-Fi下であれば、通信速度が遅くても関係ないので、時間帯・エリアを問わず、快適に使えます。

動作確認が早く、対応も丁寧である

本日10/7発売 SIMフリー版 iPhone 14 Plus の動作確認をおこないました。SIMカード(タイプD/A)のデータ通信・音声通話、データeSIM(ドコモ網)のデータ通信は問題なくご利用いただけます。動作確認端末一覧は順次更新を行います。https://t.co/jnZNsZHK4T

— IIJmio (@iijmio) October 7, 2022

このように、IIJmioは新しい端末が出ると、すぐに動作確認を実施し、結果をユーザーに報告してくれます。顧客満足度No.1の会社だけあって、この辺りの対応はさすが丁寧です。

ほかにも、OSのアップデートに対する動作確認なども逐一報告してくれるので、ユーザーは安心感を持って利用し続けられます。

取り扱うスマホの種類が豊富

執筆時点では、IIJmioでAndroid端末27種類、iPhone・iPad5種類※を購入することができます。

取扱端末数は、格安SIMで3本の指に入るほどであり、多数の選択肢の中からお気に入りのスマホ・タブレットを選びたい方におすすめです。

とくにAndroid端末の種類は豊富なので、Androidユーザーに良いでしょう。

※「次回入荷未定」の商品を除く数

低速に切り替えるとデータ消費をしない

IIJmioには、低速モードで利用するとデータ消費がないという特長があります。そのため、低速への切り替えを上手に活用すれば、通信量をかなり節約することが可能です。

通信量が減り、より安いプランで足りるようになれば、お金の節約にもなります。

また上述の通り、IIJmioの低速通信は、最大300kbpsと比較的速いです。使用感が大きく変わることはないでしょうが、三大キャリアよりも優れた速度性能を誇ります。

なお、低速通信への切り替えは、アプリ「IIJmioクーポンスイッチ(みおぽん)」で行います。ギガ(クーポン)のON/OFFを設定することで、高速/低速が切り替わる仕組みです。

家族間のデータシェア機能が充実

IIJmioのギガプランでは、同じmioIDで契約した回線間でデータ容量をシェアすることができます。

例えば、夫が15GB、妻が8GBでシェアすれば、合計23GBの範囲内で「夫20・妻3」、「夫8・妻15」など、さまざまな配分が可能です。

また「夫と息子」、「母と娘」など、グループ分けしてその中で容量をシェアすることも認められています。

さらにデータが余っている人から不足している人へ、データを贈る「データプレゼント」の機能もあります。

このようにIIJmioでは、データシェアの機能が充実しているため、家族で無駄なくデータが消費できて便利です。

なお、データシェアは家族に限らず、一人で複数のデバイスを使うといったケースでも活用できます。

まとめ

IIJmioの速度は遅いです。実測値の平均は50Mbps弱で、格安SIMの中で下から5番目というレベル。

加えて、お昼時や都会での利用だと、1Mbps前後まで遅くなる可能性があります。よって、通信速度を重視する方に、IIJmioはおすすめしません。

しかし、IIJmioは顧客満足度の高い優良な格安SIMです。対応の丁寧さや料金の安さ、その他機能性などに定評があります。

よって、Wi-Fi下で利用する方など、速度に目をつむれる方には、IIJmioはむしろおすすめです。

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