「ひかりTVとスカパーのどっちかに加入したいけど、違いが分からない・・」
有料放送サービスを選ぶとき、まず候補に挙がるのがひかりTVかスカパーです。どちらも似たサービスに感じますが、何か違いはあるのでしょうか。
結論から言えば、ひかりTVは初期費用がかからない点、スカパーは豊富なチャンネル数が大きなメリットです。
その他にも細かな違いがあり、人によってどちらに加入すべきかは分かれます。
この記事では、ひかりTVとスカパーの違いを徹底比較。最終的に、どっちを選ぶべきかまとめています。
この記事のポイント
- ひかりTVとスカパーは料金以外にチャンネル数、画質、録画機能など違いがある
- 光回線に契約中で初期費用無しがいいならひかりTV、豊富なチャンネル数を重視するならスカパーがおすすめ
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ひかりTVとスカパーの違いとは？
主な違い
| ひかりTV | スカパー | |
|---|---|---|
| 月額料金 | 1,100円～3,850円 | 平均3000円 （基本料429円+視聴料） |
| チューナー | 550円 （レンタルの場合） | 0円 |
| 初期費用 | 0円 | 20,000円程度 （アンテナ+工事） |
| チャンネル数 | 50ch～ | 260ch～ |
| 画質 | HD+4K | SD+HD+4K |
| 録画（テレビ内蔵） | ✕ | 〇 |
| 録画（外付けHDD） | 〇 | 〇 |
| 違約金 | なし | なし |
料金
どちらが有利とは言えないが、初期費用0円のひかりTVの方が始めやすい
まずは、最も気になる料金を比較してみましょう。
料金比較
| ひかりTV | スカパー | |
|---|---|---|
| 月額料金 | 1,100円～3,850円 | 平均3,000円 （基本料429円+視聴料） |
| チューナー | 550円 （レンタルの場合） | 0円※1 |
| 初期費用 | 0円 | 20,000円程度※2 （アンテナ+工事） |
※2：プレミアムサービス光に加入する場合はアンテナ代不要
ひかりTVの料金プラン
| プラン名 | 月額料金 ※ （24ヶ月目まで） | 月額料金 （25ヶ月目以降） | チャンネル数 |
|---|---|---|---|
| 専門チャンネル・ビデオプラン | 2,750円 | 3,850円 | 約50ch |
| 専門チャンネルプラン | 1,650円 | 2,750円 | 約50ch |
| 基本プラン | 1,100円 | 約10ch | |
スカパーの料金プラン
| パック名 | 月額料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| スカパー！基本プラン | 3,960円 | 映画、ドラマ、スポーツ、音楽、アニメなど幅広いジャンル50ch |
| 映画＆スポーツ！プレミア７ | 3,865円 | 最新映画・海外ドラマ・スポーツのセット |
| プロ野球セット | 4,054円 | セ・パ12球団見られる12chセット |
| スカパー！サッカーセット | 2,480円 | 海外＆Jリーグが見られる3chセット |
| わくわく！アニメセットHD | 1,278円 | 日本・海外アニメが見られる4chセット |
| 音楽セットbeat4 HD | 1,572円 | 音楽ライブ＆MVが見られる4chセット |
| プレミアムアダルトセットHD | 3,300円 | 人気アダルト3chのセット |
| プロレス・格闘技セットHD | 3,133円 | 格闘技中心の4chセット |
| ベーシック映画セットHD | 1,650円 | 新旧映画が安く視聴できる |
| 韓流セット | 5,940円 | 韓流コンテンツを3chでたっぷり楽しめる |
月額料金は、プラン内容によって変わるためどちらがお得か比較はできません。ひかりTVのプランは最安1,100円から、スカパーは最低でも基本料429円がかかります。
充実した番組を楽しむなら、どちらも2,500円～3,000円くらいかかると考えておきましょう。
チューナー代はひかりTVでレンタル料が発生します。執筆時点では550円のチューナーが用意されています。
スカパーは、プレミアムサービスに加入しなければチューナーは不要です。
大きく変わるのは初期費用です。ひかりTVは光回線を利用するテレビサービスなので、アンテナ設置が不要です。
対して、スカパーは110度CS対応アンテナが必要となります（プレミアムサービス光に加入する場合は不要）。
自分で設置できるならアンテナ代（10,000円程度）だけで済みますが、工事を依頼するなら+10,000円程度かかります。
チャンネル数
スカパーの方がチャンネル数は多い
ひかりTVとスカパーのチャンネル数は以下の通りです。
チャンネル数の比較
ひかりTV
- 専門チャンネル・ビデオプラン：50ch～
- 基本プラン：10ch～
スカパー
- スカパー（通常）：70ch～
- プレミアムサービス：130ch～
チャンネル数はスカパーの方が上です。スカパーは通常プランでも70ch（14ジャンル）から選択可能。8つ以上のお得なパックが用意されています。
プレミアムサービスなら130chまで増えて、パック数は約50に。
ひかりTV・スカパーともにチャンネル数は日々増えていますが、ひかりTVがチャンネル数を上回ることはないでしょう。
画質
ひかりTVの方が画質は綺麗
迫力ある映像を楽しむなら画質が気になるところ。両者を比較してみましょう。
画質比較
| ひかりTV | スカパー | |
|---|---|---|
| 画質 | HD | SD～HD |
| 4K | 対応 | 対応 |
画質はひかりTVの方が上です。ひかりTVは、全チャンネルでHD（ハイビジョン）画質となっています。
スカパーはチャンネルによってHDとSD（標準）に分かれます。
スポーツ・映画はHDなので綺麗です。アニメ・ドキュメンタリー・ニュース・ドラマは一部SD画質のチャンネルがあります。
なお、4K作品はひかりTV・スカパーともに放送あり。4K対応テレビを持っていれば視聴可能です。
録画機能
スカパーの方が録画条件がいい
ひかりTV、スカパーともに録画機能（ローカル保存）が使えます。ただし、それぞれ条件が異なるのでご注意を。
録画機能の比較
| ひかりTV | スカパー | |
|---|---|---|
| テレビ内蔵HDD | ✕ | 〇 |
| 外付けHDD | 〇 | 〇 |
| ブルーレイレコーダー | 〇※ | 〇 |
録画条件はスカパーの方が上です。ひかりTVはアンテナではなく光ケーブルから受信する関係上、テレビ内蔵のHDD（ハードディスク）を使えません。
そのため、番組を録画するには別途HDDの購入（4TBで1万円程度）が必要です。また、ブルーレイレコーダーに録画する際も外付けHDDを接続する必要があります。
対してスカパーは面倒な条件はなし。HDDが内蔵されているテレビなら、直接録画OKです。
外付けHDDが必須ではないので余計な費用はかかりません。
違約金
どちらも解約時の違約金はかからない
解約するとき気になるのが違約金です。結論から言うと、どちらも0円です。
違約金：ひかりTV・スカパーともになし
ただし、以下のパターンに限り違約金が発生するため注意しましょう。
違約金発生の例外パターン
- ひかりTV：2ねん割に加入して2年以内に解約 → 1万円の違約金
- スカパー：アンテナサポートに加入して1年以内に解約 → 1万円の違約金
ひかりTVとスカパーはどっちを選べばいい？
2024年9月時点の結論
どちらもコンテンツの質・量ともにおすすめできますが、もし迷うなら好みのジャンルをカスタマイズできる「スカパー」をおすすめします
ひかりTVがおすすめな人
ひかりTVは以下に当てはまる方におすすめです。
- 光回線に契約中
- 初期費用を抑えたい
- 綺麗な画質にこだわる
スカパーと比べてひかりTVが大きく上回っているのが、アンテナ設置不要の点です。
初期費用はかからないので始めやすいのがメリット。万一、気に入った番組が無くても、すぐに解約できます（スカパーはアンテナ設置しているので解約をためらってしまう）。
ひかりTV対応の光回線に契約中なら準備は何も必要ありません。工事不要なので設定も簡単です。
その他、全作品がHD画質なので綺麗な映像を存分に楽しみたい方もひかりTVが向いています。
スカパーがおすすめな人
スカパーは以下に当てはまる方におすすめです。
- チャンネル数を重視する
- 見たい番組を細かく選びたい
- テレビ内蔵HDDに録画したい
スカパーがひかりTVに大きく上回っているのがチャンネル数です。最大260ch以上もあるため、見た番組がないと困ることはありません。
お得なパックも用意されていますし、好きな番組を単発で契約するのもあり。ひかりTVより格段に選択肢が広がります。
その他、外付けHDDではなくテレビ内蔵HDDに録画したい方もおすすめ。ブルーレイディスクへの録画もスカパーなら簡単です。
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スカパーの違いについて【プレミアムサービス・プレミアムサービス光】
現在、スカパー！は3つのサービス（スカパー！・プレミアムサービス・プレミアムサービス光）に分かれています。
チャンネル・パックは、この3つのサービスで枝分かれに。そのため、どのサービスに加入するか選ぶ必要があります。
3つのサービスの違い
主な違いをまとめると、
- チャンネル数は、スカパー！が約70ch、プレミアムサービスとプレミアムサービス光が約130ch
- 放送方式は、スカパー！が衛星放送、プレミアムサービス光が光回線
- プレミアムサービス光は日本国内のみで提供
となっています。以上のように、スカパー！は3つのサービスに分かれており、視聴できるチャンネル数や放送方式などが異なります。
プレミアムサービスとプレミアムサービス光は同じチャンネル数ですが、放送方式が衛星か光回線かの違いがあります。
プレミアムサービスとプレミアムサービス光は、チャンネル数とジャンル数がほぼ同じですが、パック・セット数はプレミアムサービスの方が多くなっています。
一方、スカパー！はチャンネル数が約70と少なめですが、それでも14のジャンルがカバーされています。チャンネル数やパック・セット数に違いがあるものの、いずれも多岐にわたるジャンルの番組が楽しめるサービスとなっています。
スカパー！の3つのサービス（スカパー！、プレミアムサービス、プレミアムサービス光）について、それぞれ向いている人と利用条件をまとめると以下のようになります。
スカパー！が向いている人
- 限定放送の番組を観たい人
- 番組を録画したい人
- 見たい番組がある人（約70チャンネルから選べる）
- ネット環境が整っていないから動画サービスだと通信料が不安な人
利用条件：
- 専用アンテナとチューナーが必要
- お申込みから約30分で視聴可能
プレミアムサービスが向いている人
- スカパー！の約70チャンネルに加え、さらに多くのチャンネルを楽しみたい人（約130チャンネル）
- BS・CSデジタル放送の専門チャンネルを見たい人
- ハイビジョン画質で番組を楽しみたい人
利用条件：
- 専用アンテナとチューナーが必要
- 1年以上の契約が条件の場合あり
プレミアムサービス光が向いている人
- プレミアムサービスと同様に多チャンネルを楽しみたい人（約130チャンネル）
- 光回線を使った放送サービスを希望する人
- アンテナ設置が困難な人
利用条件：
- 光回線とテレビ、専用チューナーが必要
- マンションなどの場合、導入された建物であることが条件
- 日本国内のみで提供
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まとめ
ひかりTVとスカパーは似たサービスではありますが、詳しく比較するとそれぞれ特徴が異なります。
ひかりTVはとにかく始めやすいのが大きなメリット。アンテナ設置が不要なので、光回線さえ開通していれば接続環境はOKです。
対して、スカパーはチャンネル数の豊富さが特徴的。ひかりTVよりも豊富な選択肢から、好みの番組を選べますよ。
どちらが向いているのか、ライフスタイルも考慮して選びましょう。
なお、スカパーの場合は3つのサービスに分かれており、それぞれ向いている人や利用条件が異なります。自分のニーズや環境に合ったサービスを選ぶことが大切です。
特にチャンネル数や画質、視聴方式の違いがポイントになるでしょう。
