「So-netモバイル WiMAXってどうなの・・」
WiMAXプロバイダとして知名度の高いSo-netモバイル WiMAX。評判はいいのでしょうか。
So-netモバイル WiMAXは大手プロバイダのソニーネットワークコミュニケーションズが手掛けるWiMAXサービス(プロバイダ)です。
結論から言えば、So-netモバイル WiMAXはおすすめではありません。実質料金は他のWiMAXプロバイダと比べて高いです。また、サービスが終わっているため、どのみち契約することもできません。
この記事ではSo-netモバイル WiMAXがおすすめではない理由を詳しく解説。他に選ぶべきWiMAXプロバイダについても説明していきます。
So-netモバイル WiMAXの評判は悪い?
良い口コミ
So-netモバイル WiMAX の良い口コミでは、以下のような意見が見られました。
- 通信速度が速く、ネットがスムーズに利用できる
- 大手プロバイダーならではの安心感と充実したサポートがある
- auスマートバリューなどの割引キャンペーンでお得に利用できる
- オプションサービスが半年間無料で利用できる
WiMAXサービス全般に共通する口コミも見られますが、大手プロバイダーならではの安心感やセキュリティオプションの無料サービスは、So-netモバイル独自の魅力と言えるでしょう。
悪い口コミ
一方で、So-netモバイル WiMAX の悪い口コミでは、以下のような意見が見られました。
- 端末代金を一括で支払う必要があり、キャッシュバックもないため負担が大きい
- 他社のWiMAXプロバイダと比較すると、実質月額料金が最安値ではない
- 2023年8月31日をもって新規受付を終了したため、新たに契約することはできない
総合的に見ると、So-net モバイル WiMAX は通信速度の速さと大手ならではの手厚いサポートが魅力ですが、料金面では他社より割高になる傾向にあります。
また現在は新規受付を終了しているため、これから新たに契約することはできません。WiMAXを検討中の方は、キャッシュバックなどのキャンペーンを実施している他社プロバイダも比較検討することをおすすめします。
そもそも口コミの数が少ない
So-netモバイル WiMAXを検討する上で気になる評判ですが、最も口コミの集まりやすいX(Twitter)でもほとんどヒットせず。
数件は見つかりましたが、特にポジティブな声はあまり見当たりませんでした。
So-net @sonynetworkcom のWiMAX 2+で使ってるWX06、最初から微妙に動作が悪いんだけど、画面タップしても反応しない、ってのも最近増えてて、困ってしまう。さっきも、あまりにも変だから再起動しようとして、再起動の項目タップしても、反応しないから、完全電源オフするしかなく….何だかなぁ….
— A.Saka💉×3済 (@396neko) March 24, 2022
so-net wimaxを解約して、ケーブルテレビのネット回線wifiパックに変更。もう3日間速度上限が嫌なんだよ。
— かもさん@バドミントンクラブ代表 (@K10Spicy) February 22, 2022
そもそもの利用者が非常に少ないであろうことが伺えます。
So-netモバイル WiMAX +5Gは新規受付が終了
So-net モバイル WiMAX +5G は、2023年8月31日をもって新規受付を終了しました。つまり、この日以降は新規でこのサービスに申し込むことはできなくなりました。
ただし、既存のSo-net モバイル WiMAX +5G 利用者は、引き続きサービスを利用できます。解約する場合は所定の手続きが必要ですが、解約しない限りは継続利用が可能です。
So-net モバイル WiMAX +5G の前身サービスであるSo-net モバイル WiMAX 2+では、2022年6月20日にプラン変更の受付が終了しています。この時点以降は、WiMAX 2+からWiMAX +5Gへのアップグレードのみ可能な状態でした。
WiMAXは、UQコミュニケーションズが提供する高速モバイルデータ通信サービスです。家庭用と持ち運び用の端末があり、4Gだけでなくエリアによっては5Gにも対応しています。So-netやJ:COMなどのプロバイダーが、UQのWiMAXサービスを利用者に提供する形態をとっていました。
新規受付終了の理由は公表されていませんが、次世代通信への移行などが背景にあると推測されます。いずれにせよ、So-net モバイル WiMAX +5Gを新たに契約することはできなくなったということになります。
So-netモバイル WiMAXの料金プラン
5G向けの料金プラン
So-net モバイル WiMAX +5G は2023年8月31日をもって新規受付を終了しました。そのため、現在このサービスを新たに契約することはできません。
既存のSo-net モバイル WiMAX +5G 利用者は、引き続き以下のプランを利用できます。ただし、プラン変更はできません。料金プランは以下の通りです。
プラン内容
- ギガ放題(3年) 4,597円
- ギガ放題(期間条件なし) 5,495円
- ギガ放題プラス 4,730円
データ容量は極端な使い方をしない限り無制限で利用OK。以前は3日で15GBまでの制限がありましたが、現在は撤廃されています。
ちなみに、契約期間も違約金もないギガ放題(期間条件なし)は、月額料金が高いので通常は利用しません。
auとUQモバイルはセット割を受けられる
エディオンWiMAXを契約すると、auやUQモバイルのスマホ料金が割引されます。
auはスマートバリューを適用できます。
WiMAX +5G対応ルーターとauスマホのセットで、auスマホの月額料金から最大1,100円(税込)割引されるサービスです。
割引額は、auスマホの契約プランにより異なります(550円~1,100円/月)。割引開始は翌月からです。
UQモバイルは、自宅セット割(インターネットコース)を適用できます。
WiMAX +5Gルーターと同一姓・同一住所のUQモバイルスマホの組み合わせで、UQモバイルの月額料金が最大1,100円(税込)割引されます。適用するには、別途「自宅セット割」の申し込みが必要(My UQ mobileから申込可能)です。
両サービスとも、WiMAXルーターとスマホのセットで利用することで、毎月のスマホ料金を大幅に節約できるのが魅力です。ただし、適用にはいくつか条件があるので注意が必要です。WiMAXルーターの契約とは別に、セット割の申し込み手続きを行う必要があります。
違約金について
So-netモバイル WiMAX は解約時の条件により違約金(契約解除料)がかかります。
So-net モバイル WiMAX 2+ の違約金
「Flat ツープラス ギガ放題」「Flat ツープラス」「Flat ツープラス ギガ放題 (2年)」「Flat ツープラス (2年)」プランの場合
- 1年目:20,900円
- 2年目:15,400円
- 3年目以降:10,450円
「Flat ツープラス ギガ放題 (3年)」「Flat ツープラス (3年)」プランの場合
→3年以内に解約すると10,450円の契約解除料
So-net モバイル WiMAX +5G の違約金
「ギガ放題 (3年)」プランの場合
→3年以内に解約すると10,450円の契約解除料
「ギガ放題プラス」「ギガ放題 (期間条件なし)」プランの場合
→契約解除料は発生しない
契約更新月に解約した場合は、契約解除料はかかりません。
また、初期契約解除制度を利用した場合、違約金の支払いは不要です。解約のタイミングによっては日割り計算はされず、1ヶ月分の料金がかかる場合があります。
以上が、So-net モバイル WiMAX の違約金に関する主な情報です。プランや契約期間によって違約金の金額が異なるため、解約を検討する際は自身の契約内容を確認することが重要です。
セキュリティオプションを無料でお試しできる
So-netモバイル WiMAXでは以下のオプションを最大6ヶ月無料で利用できます。
無料で試せるオプション
- So-net 安心サポート(330円/月)
- So-net くらしのお守りワイド(495円/月)
- えらべる倶楽部 for So-net(550円/月)
- 詐欺ウォール(330円/月)
どれも他社だと有料レベルのセキュリティオプションです。
So-netモバイル WiMAXをおすすめしない理由
- 実質料金が高い
- 高額キャッシュバックがない
どのみち契約できない
So-netモバイル WiMAXは新規受付を終了したので、おすすめ・おすすめでない以前にどのみち契約できません。
今後サービスが復活する可能性もゼロではありませんが、過去の実績から見てプラン内容が大幅に良くなるとは思えません。
サービスが復活したら、またその時に評価しますが、現時点では契約できたとしてもまったくおすすめではありません。
実質料金が高い
So-netモバイル WiMAXがおすすめではない最大の理由は実質料金(月額料金や端末代に、キャッシュバックや月額料金割引といったキャンペーンを含めたトータルでかかる料金)が高いことです。
So-netモバイル WiMAXは月額料金4,817円に加えて端末代金が追加でかかります。
一方、他のWiMAXプロバイダなら数万円単位のキャッシュバックや月額料金割引あり。端末代が無料になることもあります。最安プロバイダのGMOとくとくBB WiMAXなら実質月額は3,472円です。
So-netモバイル WiMAXは、3年間の実質料金を算出すると月額5千円を超えてしまいます。
ポケットWi-Fiサービスで月額5,000円を超えてしまうのは、かなりの割高です。
一方で、WiMAXの最安プロバイダであるGMOとくとくBB WiMAXはSo-netモバイル WiMAXと比べて大幅に安いです。理由は、高額キャッシュバックが貰える上に端末代金の割引があるからです。
WiMAXはどのプロバイダでも通信速度や対応エリアは同じです。そのため、実質料金が安いプロバイダがお得なプロバイダと言えます。
高額キャッシュバックがない
端末代金とともにSo-netモバイル WiMAXの実質料金が安くならない原因が、キャッシュバックがないこと。
WiMAXサービスはプロバイダ間の競争が激しく、高額キャッシュバックを提供する事業者が多いです。
WiMAXはどのプロバイダで契約しても本家と回線の質は変わらないので、どうせならキャッシュバックを受け取りたいところ。
最大キャッシュバックを実施しているGMOとくとくBBなら、オプション加入など面倒な条件なしに高額キャッシュバックを受け取れます。
現在、So-netモバイル WiMAXを契約中の人も他社に乗り換えた方がいい
So-netモバイル WiMAXは2023年8月31日をもって新規受付を終了しました。このことから、現在So-netモバイル WiMAXを利用している方々にとって、他社のWiMAXプロバイダへの乗り換えを検討する良い機会かもしれません。
今後のサービス継続に不安がある
新規受付が終了したことで、So-netモバイル WiMAXのサービス継続性に不安が生じています。今後、既存ユーザーへのサポートや新しい技術への対応が限定的になる可能性があります。一方で、他社のWiMAXプロバイダは積極的にサービスを展開しており、より安定したサービスを受けられる可能性が高いです。
他社のWiMAXプロバイダでは、お得なキャンペーンを実施している
多くのWiMAXプロバイダでは、新規契約者向けに魅力的なキャンペーンを実施しています。例えば、以下のようなメリットがあります:
- 高額のキャッシュバック
- 初期費用の無料化
- 月額料金の割引
- 最新の5G対応端末の無料提供
これらのキャンペーンを利用することで、So-netモバイル WiMAXよりも大幅にコストを抑えられる可能性があります。
他社のWiMAXプロバイダでは、契約期間の縛りがないプランを選択できる
So-netモバイル WiMAX +5Gでは、主に2年または3年の契約期間がある「ギガ放題プラン」が提供されていました。
一方、他社のWiMAXプロバイダの中には、契約期間の縛りがないプランを提供しているところもあります。これにより、ユーザーはより柔軟にサービスを利用でき、必要に応じて解約や他社への乗り換えが容易になります。
最新の5G対応端末を利用できる
他社のWiMAXプロバイダに乗り換えることで、最新の5G対応端末を利用できるようになります。5G技術は急速に進化しており、新しい端末ではより高速で安定した通信が可能になっています。
また、最新の端末は省電力設計が進んでおり、バッテリー持続時間の向上も期待できます。さらに、新しい機能や改善された性能など、端末自体の進化も享受できるでしょう。
乗り換えに伴う違約金は無料化できる
So-netモバイル WiMAXから他社へ乗り換える際に気になるのが違約金です。しかし、GMOとくとくBBのような一部のプロバイダでは、他社からの乗り換え時に発生する違約金を負担するキャンペーンを実施しています。
例えば、GMOとくとくBBの「違約金負担キャンペーン」では、他社WiMAXの違約金を最大40,000円まで負担してくれます。これにより、So-netモバイル WiMAXの契約期間中であっても、実質的に違約金なしで乗り換えることが可能になります。
このようなキャンペーンを利用することで、乗り換えの障壁を大幅に下げることができ、より良いサービスやお得なプランを選択する自由が広がります。
So-netモバイル WiMAXよりおすすめはGMOとくとくBB WiMAX
So-netモバイル WiMAXがおすすめではないことは理解できたかと思います。では、どのプロバイダが良いのでしょうか?
結論から言うと、最もおすすめはGMOとくとくBB WiMAXです。WiMAXはどのプロバイダも速度が変わらないので、料金の安さで選んでOK。
GMOとくとくBBは数あるWiMAXプロバイダの中でも、実質料金(初期費用や端末代金も考慮)がもっとも安いです。
詳しい理由を見ていきましょう。
全プロバイダで最安値
WiMAXは、どのプロバイダを使っても通信速度・対応エリアは変わりません(本家のUQ WiMAXと同じ)。そのため、シンプルに料金の安さで選ぶのがベストです。
So-netモバイル WiMAXの実質月額はGMOとくとくBBと比較すると、毎月約1,000円の差となります。
なお、GMOとくとくBBのキャッシュバック受け取り条件は、専用ページから申し込むだけ。端末代金はかかりません。
GMOとくとくBBが安い理由はキャッシュバック&端末割引があるから
GMOとくとくBBがなぜここまで安いのかというと、キャッシュバックと端末割引の特典があるからです。
キャッシュバックは、全WiMAXプロバイダで最高の還元額です。
2024年9月現在のキャッシュバック金額は最大65,000円
- すべての人が対象:23,000円
- 他社から乗り換える人:最大40,000円まで他社の違約金を負担
- 2つのオプション加入:2,000円追加
さらに、GMOとくとくBBではキャッシュバックに加えて端末代金の実質無料特典も併用できます。
端末代金は770円×36回払い(総額27,720円)となりますが、同額の770円が毎月割引されます。つまり、36か月経つと端末代金が無料に。
仮に、35カ月以内に解約しても、残債は割引後の端末代なので非常にお得です。
なお、GMOとくとくBBで購入できる端末は最新の5G対応製品で、モバイルルーターの他にホームルーターも選択可能です。
仮にキャッシュバックの受け取りを忘れてしまっても、端末割引の特典は自動適用されるので損することはありません。
先述した通り、WiMAXはどの契約窓口で申し込んでもサービス内容は同じです。そのため、料金の安さでGMOとくとくBBに決めてしまって問題ないありませんよ。
最短即日で発送
GMOとくとくBBは申し込んでから最短即日で発送してくれます。早ければ申し込んだ翌日に受け取ることも可能。
WiMAXは工事不要なので、端末が到着したらすぐに使えます。テレワークなどで急いでインターネット回線が必要な人には嬉しいポイントです。
端末を即日発送してもらうには既定の時間までに申し込みを完了させる必要があります。平日はもちろん、土日祝日でも即日発送対応です。
運営会社が信頼できる
GMOとくとくBBは東証一部に上場している「GMOインターネット株式会社」が運営しています。フレッツ光やドコモ光などのネット回線も取り扱っており、知名度も抜群です。
長年に渡ってさまざまなインターネットサービスを運営しており、信頼性はWiMAXプロバイダの中でもトップクラス。安心してサービスを利用できます。
So-netモバイル WiMAXの解約手順
So-netのウェブサイトにアクセスし、マイページにログインします。
マイページ内の「So-net モバイル WiMAX +5G」または「So-net モバイル WiMAX 2+」の「解約のお手続き」ページに進みます。
画面の指示に従って、解約手続きを進めます。
契約解除料が発生する可能性があるため、契約更新月かどうかを確認してください。更新月以外の解約では契約解除料が発生します。
解約手続きが完了すると、キャンセルはできませんのでご注意ください。レンタル機器(モデムやSIMカードなど)がある場合は、解約時に返却が必要です。
また、解約後も、利用した月の2〜6ヶ月後まで料金の請求が続く場合があります。
注意点:
- So-net モバイル WiMAX +5Gは2023年8月31日をもって新規受付を終了しています
- 解約後も、現在利用中のSo-netのコースは継続して利用できます
- 解約手続き完了後は、キャンセルできません
解約に関して不明な点がある場合や、特別な状況がある場合は、So-netサポートデスクに直接お問い合わせすることをおすすめします。
WiMAX+5Gは何が凄い?WiMAX2+との違い
2024年9月時点、最新のWiMAXサービスは「WiMAX+5G」となります。ここでは、前身の「WiMAX2+」と比べて何が進化したのか解説していきます。
エリアが格段に改善!「WiMAXが繋がらない」は昔の話
WiMAXはサービス開始当初から、繋がりにくいとの悪評が非常に目立ちました。当時のイメージはなかなか払しょくされず、今でもWiMAXは繋がらないとのイメージが残ります。
しかし、最新のWiMAX+5Gでは、通信エリアが大幅に改善されたおかげで、驚くほど繋がりやすくなりました。
実際、電波強度が常にMAXの状態に。
電波強度が落ちない
また、WiMAX+5Gでは、人口カバー率99%を誇るau回線(4G/5G)も併用しています。
地方や地下鉄など、これまでWiMAXが繋がりにくかった場所でも、電波が入ります。auスマホと同じエリアが繋がると考えてOKです。
圏外になることは、ほぼありません。
3日で10GBの速度制限が撤廃されて使い放題に
以前のWiMAX2+では「3日で10GB以上使うと速度制限」のルールがありました。
そのため、ギガ使い放題プランでも、「実質使い放題」と表現せざるを得ず、本物のデータ無制限ではありませんでした。
しかし、WiMAX+5Gでは速度制限のルールが完全に撤廃。災害時など緊急事態が起きた場合を除いては、完全データ使い放題です。
毎日、データ残量を気にせず好きなだけ通信が可能となっています。
プラスエリアモードは30GBまでに拡張
プラスエリアモードとは、auの4G LTE回線を使用するモードを意味します。主に、WiMAX回線が圏外となった時の保険として利用されます。
プラスエリアモード
プラスエリアモードの容量ですが、WiMAX+5GではWiMAX2+と比べて23GB増量されて30GBに。
また、WiMAX2+のプラスエリアモード(旧名:ハイスピードプラスエリアモード)は、上限の7GBを使い切ると128kbpsに速度制限にかかっていましたが、WiMAX+5Gでは、その制限ルールも撤廃されています。
ちなみに、WiMAX+5Gでは、わざわざプラスエリアモードにしなくても、auの4G/5G回線を使用できるため、現在このオプションの価値は薄れています。
実機レビュー!WiMAX+5Gの実力を検証
ハイスペックを誇るWiMAX+5Gですが、実際のところ実力は本物なのか。
ここでは、通信のプロがWiMAX+5Gを徹底検証。忖度なしで厳しく評価していきます。
地下街でも問題なし!電波状況は驚くほど良好
WiMAX+5Gはau回線も使用するため、理論上は地下でも繋がりやすいはずです。しかしながら、実際に使ってみないと噂は本物か分かりません。
結論から言うと、WiMAX+5Gの電波状況は驚くほど良好でした。地下街を歩きながら計測したところ、約60Mbpsを記録。
地下でも電波が入る
以前のWiMAXは建物による遮断に弱かったのですが、むしろ現在は地下や建物の中の方が、他のポケット型WiFiと比べて強みを発揮するようになりました。
平均で70Mbpsを記録!最高速度は100Mbps超え
WiMAX+5Gを計測
平均速度
- ダウンロード:69.8Mbps
- アップロード:40.8Mbps
- Ping値:24.3ms
- 測定場所:神奈川県川崎市
- 検証日:2023年12月1日~6日(1日10回以上計測)
- 検証機器:Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
WiMAX+5Gの速度の理論値は2Gbpsです。さすがに実効速度は理論値通りとはいきませんが、平均で約70Mbpsと満足できる結果となりました。
他のポケット型WiFiは10~30Mbps程度のケースが多いため、その差は歴然。Youtubeの高画質動画でも10Mbpsあれば再生できるため、WiMAX+5Gなら非常に快適です。
なお、瞬間最大風速の測定値では100Mbpsを超えました。今後さらに5G回線が増強される予定なので、平均で100Mbpsを超える日もそう遠くはないでしょう。
プラスエリアモードだともっと速い
プラスエリアモードをONにすると85.4Mbpsを記録。
プラスエリアモードで計測
WiMAX回線よりも15Mbpsほど速度が速くなりました。
移動中でもサクサク繋がる!安定感も問題なし
実際にWiMAXを使用する際は、歩きながらまたは電車やバスに乗りながらといったシチュエーションが予想されます。
そのため、止まった状態ではなく移動中にWiMAX+5Gの速度を測ってみることに。
バスに揺られながら計測
地方のバスにて大きく揺られながら計測したところ、60Mbpsほどで通信が安定。途中で電波が途切れることはありませんでした。
電車の中でも使用してみましたが、やはり60~90Mbpsくらいで安定。新幹線の社内でも問題なく使用できました。
最も悪い記録でも必要十分な20Mbpsを突破
ここまで良い結果ばかりを報告してきましたが、さすがにWiMAX+5Gでも無線通信ゆえに環境によって遅くなるときがあります。
1週間かけておよそ20か所で計測してみましたが、最も悪いときで20Mbpsでした。
一番遅くても20Mbps
都心のカフェで使用したときの記録ですが、電波の混信が多く速度がやや低下したのかもしれません。
それでも十分に高速通信です。最低速度で20Mbpsもあれば、優秀と言えるでしょう。
これまでは遅かったアップロードの速度も改善
以前のWiMAX2+ではアップロード速度が物足りなかったのですが、WiMAX+5はダウンロードだけでなくアップロード速度も大きく向上。
実効速度で約40Mbpsとなっています。
アップロードも速い
これだけ速ければ、インスタグラムやTikTokなどSNSの投稿は問題なし。Youtubeに大容量の動画をアップロードできるほどのクオリティです。
ZOOMなどオンラインで会議する用途でも問題ありません。
毎日使うから大切!使いやすさはどう?
毎日の相棒とするなら、速度だけでなく使い心地も重要です。ここでは設定と持ち運びやすさを検証してみます。
設定はやることがないほど簡単
WiMAXの設定方法ですが、
- 電源をONにする
- 通信機器にSSIDとパスワードを入力する(初回のみ)
以上で完了します。一度設定した機器は自動接続となるため、設定不要で電源を入れるだけとなります。
電源はタイプCのUSBケーブルを使うため、ほとんどの方はスマホ用の充電機器をそのまま使用可能です。
サイズは一般的なポケット型WiFiと同じ
WiMAXのサイズは一般的な一般的なポケット型WiFiと同じ。手の平に収まるくらいと想定してOKです。
重量は機種によって変わりますが、重くても約200gくらいです。苦になる重さではありません。
バッテリー持ちも十分!最新機種が特に凄い
バッテリーは機種によって容量が変わるため一概に評価できませんが、繋ぎっぱなしでも1日で充電を使い切ることは滅多にありません。
ちなみに、今回の検証で使用したGalaxy 5G Mobile Wi-Fiのバッテリー容量は、5,000mAhとかなりの大容量です。
WiMAXの対応端末は様々ありますが、最新機種の方がバッテリー容量が大きい傾向にあります。
検証まとめ!結局WiMAX +5Gは凄いのか?
結論として、あらゆるポケット型WiFiを試した中でも、WiMAX+5Gの実力は抜きんでていました。
クラウドWiFiと比べると、あまりの快適性の違いに驚きます。
最強のWi-Fi環境を手に入れたい人には、WiMAX+5Gは最良の相棒となってくることでしょう。
実際に使用してみて、自信を持っておすすめできます。
【補足】WiMAX+5Gは据え置き型のホームルーターも選べる
WiMAX+5Gのメインはポケット型WiFi(モバイルルーター)ですが、自宅利用を想定した据え置き型のホームルーターも選べます。
近年、ホームルーターの性能はどんどん上がっており、工事不要で安定感のある通信ができるため需要が急増。
ここでは、WiMAXのホームルーターについて詳しく検証していきます。
ホームルーターって何?モバイル型との違い
WiMAX+5Gでは、ポケット型WiFi(モバイルルーター)の他にホームルーターを選べます。
ホームルーター(WiMAX)
ホームルーターは、「ホーム」と名前が付いている通り、自宅で使用することを想定しています。
モバイルルーター | ホームルーター | |
---|---|---|
用途 | 持ち運び型 | 据え置き型 |
電源 | 不要 | 必要 |
通信品質 | △ 環境によって変動する |
◎ 常に安定している |
モバイルルーターより利便性は劣るものの、安定した通信を供給できるのがホームルーターの強みです。
WiMAXのホームルーターは契約した住所以外でも使える
ソフトバンクエアーやドコモのhome 5Gなどのホームルーターは、契約者の住所以外では使用できません。
しかし、WiMAXならコンセントのある場所ならどこで使用してもOKです。
実家に帰省するときや、長期の旅行にいくときにキャリケースやリュックサックに入れて持ち運びできます。
重量は約600gと以外に軽く、ペットボトル飲料を持ち歩くくらいの負担しかありません。
使い方はコンセントに挿すだけ
ホームルーターの使い方は、電源ケーブルをコンセントに挿すだけ。正面の緑のランプが点灯すれば、通信可能な状態となります。
電源を入れて設定完了
通信機器側でSSIDとパスワードを入力すればネットに繋がります。
快適に使える?実効速度を計測してみた
WiMAX+5Gのホームルーターは、実際どのくらいの速度が出るのでしょうか?
自宅にて実際に計測してみました。
計測結果
- ダウンロード:91.4Mbps
- アップロード:28.8Mbps
- Ping値:24.0ms
- 測定場所:神奈川県川崎市
- 検証日:2023年12月1日~6日
- 検証機器:Speed Wi-Fi HOME 5GB L11
結果は、平均速度で約90Mbpsを記録。時間を変えて10回以上測定しましたが、80~100Mbpsで安定していました。
モバイルルーターと比べて速度のバラツキが少なく、体感でも相当な速さを感じられました。
光回線のWi-Fiも大体100Mbpsくらいなので、WiMAX+5Gのホームルーターならほぼ同じ速度です。
光回線と違い、工事不要ですぐに高品質な通信環境が手に入ります。
ホームルーターが向いている人とは?
WiMAX+5Gのホームルーターは、通信品質が良好で安定感あり。工事不要で自宅用のWiFi環境を手軽に整えたい人に向いています。
また、同時接続台数が多いため、2人以上で暮らす家庭にも向いています。
ソフトバンクエアーなど他社のホームルーターを使ったことがあるけど遅すぎた・・といった方にもおすすめです。
So-netモバイル WiMAXに関するQ&A
- So-netモバイル WiMAXのサービス状況は?
-
So-netモバイル WiMAX 2+は2022年1月26日に、So-netモバイル WiMAX +5Gは2023年8月31日に新規受付を終了しました。現在は既存ユーザーのみがサービスを継続利用できる状態です。
- So-netモバイル WiMAXの料金プランは?
-
既存ユーザー向けに「ギガ放題プラン(3年)」や「ギガ放題プラン(2年)」などがあります。ただし、新規契約はできません。
- 違約金はいくら?
-
「ギガ放題プラン(3年)」「ギガ放題プラン(2年)」ともに、契約期間内に解約すると10,450円の契約解除料がかかります。
- So-netモバイル WiMAXは5Gに対応していますか?
-
はい、So-netモバイル WiMAX +5Gは5Gに対応しています。ただし、新規受付は終了しているため、既存ユーザーのみが利用可能です。
- 解約方法は?
-
So-netのウェブサイトにログインし、マイページ内の「So-net モバイル WiMAX +5G」または「So-net モバイル WiMAX 2+」の「解約のお手続き」ページから手続きを行います。
- データ通信量の確認方法は?
-
「So-net モバイル WiMAX 2+」ご利用状況ページや、利用中の端末から確認できます。詳細な方法は端末のマニュアルをご確認ください。
- 他のSo-netサービスとセット割引がありますか?
-
So-net光などの他のSo-netサービスとのセット割引はありません。ただし、auスマホ・UQスマホとのセット割引は利用可能です。
- So-netモバイル WiMAXのプラスエリアモードの料金は?
-
2023年12月利用分より、プラスエリアモード(旧LTEオプション)の利用料が無料になりました。
- So-netモバイル WiMAXのSIMカードだけを別の機器で使用できますか?
-
いいえ、So-netモバイル WiMAXのSIMカードは本サービス対応機器でのみ利用可能で、他の機器では使用できません。
- 解約後、機器だけを継続利用できますか?
-
いいえ、So-netモバイル WiMAXを解約すると、機器のみの継続利用はできません。解約時にはレンタル機器の返却が必要です。
まとめ
So-netモバイル WiMAXは、実質料金が高くおすすめではありません。既にサービスを終了しているため契約も不可となっています。
WiMAXを契約するならGMOとくとくBBかBIGLOBEがおすすめ。GMOとくとくBBは高額キャッシュバックにより、3年間の実質料金は最安値です。
また、端末代金がかからないのも優位性と言えるでしょう。通信品質はどのプロバイダでも同じなので、単純で安さで選んで大丈夫ですよ。