「地下鉄をよく利用するけど、WiMAXは使えるの・・?」
WiMAXを利用する際に心配なのが地下鉄でも使えるのかどうか。地下鉄のホームにいる間や、走行中の電車に乗っている間は電波が届かず使えないイメージがあるかもしれません。
地下鉄のホームについてはWiMAX回線の整備が進んでおり、地上で使うのとほぼ同じ感覚でWiMAXを利用できます。国内の主要な地下鉄の駅で整備が進んでおり、使い心地はどんどん改善されています。
走行中も一部の路線は使えますが、ホームと比べると繋がりにくいです。どうしても回線が途切れるときはプラスエリアモードの利用で対処することができます。
この記事では地下鉄でWiMAXを利用したい方に向けて、注意点や繋がらないときの対策について詳しく解説していきます。
WiMAXは地下鉄で繋がるのか
WiMAXは、高速モバイル通信サービスとして人気を集めています。外出先でもインターネットを快適に利用できるのが魅力ですが、地下鉄など電波の届きにくい場所ではどうでしょうか。
結論から言うと、WiMAXは地下鉄でも使えます。以前は地下鉄だとWiMAXの電波が入らず使えませんでした。
現在はWiMAX回線が整備され、全国各地の地下鉄でWiMAXを使えるようになっています。
ただし、快適に利用できるのは駅のホームや改札付近に限られます。トンネル内を走行中の車内では、電波が届きにくいため接続が不安定になります。一部区間では車内でもWiMAXが利用できますが、まだ限定的です。
どの路線がWiMAXに対応しているか
東京メトロでは、銀座線、丸ノ内線、日比谷線、東西線、千代田線、有楽町線、半蔵門線、南北線、副都心線の各路線で、ほぼ全駅のホームでWiMAXが利用可能です。
都営地下鉄でも、浅草線、三田線、新宿線、大江戸線の各路線で、ほとんどの駅ホームがWiMAX対応エリアとなっています。
このほか、みなとみらい線や埼玉高速鉄道、つくばエクスプレスなど、首都圏の主要な私鉄・地下鉄路線の駅ホームでもWiMAXが利用できます。
WiMAX対応の主な路線
東京メトロ:
- 銀座線
- 丸ノ内線
- 日比谷線
- 東西線
- 千代田線
- 有楽町線
- 半蔵門線
- 南北線
- 副都心線
都営地下鉄:
- 浅草線
- 三田線
- 新宿線
- 大江戸線
その他の首都圏の私鉄・地下鉄:
- みなとみらい線
- 埼玉高速鉄道
- つくばエクスプレス
- 小田急電鉄 小田原線
- 京王電鉄 京王線
- 京成電鉄
- 京浜急行電鉄
- 相模鉄道
- 新京成電鉄
- 西武鉄道 池袋線
関西の私鉄・地下鉄:
- 大阪メトロ
- 北大阪急行電鉄
- 京都市営地下鉄
- 神戸市営地下鉄
- 京阪電気鉄道
- 近畿日本鉄道
九州:
- 福岡市地下鉄全線
5G通信も利用可能
WiMAX +5Gは地下鉄でも使用できます。現在は地下鉄での接続性がかなり改善されています。
例えば、WiMAX +5Gではau 4G LTE回線が標準で使えるようになりました。au 4G LTE回線は低い周波数帯を使用しているため、電波が建物内や地下に届きやすい特性があります。これにより、従来のWiMAX 2+と比べて、地下鉄の駅ホームや車内での接続が安定しています。
また一部の路線や区間では、トンネル内にもWiMAX用のアンテナが設置されるようになり、走行中の車内でもWiMAX +5Gが利用可能になってきています。
なお「プラスエリアモード」を使用すると、au 4G LTEの電波をさらに積極的に利用できるため、地下や建物内での接続性がさらに向上します。
東京メトロや都営地下鉄の多くの路線で、ほぼ全駅のホームがWiMAX +5Gのエリアとなっています。
ただし、電波が極端に弱くなるエリアでは、通信が途切れる可能性はあります。また、混雑時には通信速度が低下する場合もあるでしょう。
総じて、WiMAX +5Gであれば、従来のWiMAX 2+と比べて地下鉄での接続性や速度は大きく改善されており、駅ホームや車内でも十分に実用的な通信が可能と言えます。
WiMAXと地下鉄の相性はどうか
WiMAXは、地上の基地局から電波を受信して通信を行います。地下鉄のホームは地下にあるため、電波が届きにくいのが課題でした。
しかし近年、WiMAX事業者のUQコミュニケーションズが、地下鉄事業者と協力して基地局やアンテナの設置を進めています。駅のホームや改札付近に専用の設備を整備することで、地下でもWiMAXが利用できるようになりました。
ただし、トンネル内は電波が届きにくいため、WiMAXの電波だけでは安定した通信が難しいのが現状です。将来的には、トンネル内の設備も拡充され、走行中の車内でストレスなくWiMAXが使えるようになることが期待されます。
電車の走行中でも繋がるのか
現時点では、WiMAXは地下鉄の駅ホームや改札付近での利用に適しています。トンネル内を走行中の車内では、電波が弱くなるため接続が不安定になります。
やはり、ホームを離れて走行中になると電波が入りにくくなります。電波が完全に遮断されて、圏外になることも多いです。
動画や音楽サービスを利用する場合はホームにいる間にダウンロードしておくとよいでしょう。
ただし、一部の区間では車内でもWiMAXが利用可能です。たとえば東京メトロの銀座線では、浅草駅〜渋谷駅間で車内のWiMAX接続が可能となっています。
今後は、トンネル内のアンテナ設置などが進み、より多くの区間で走行中の車内からWiMAXが利用できるようになると見られます。将来的には、地下鉄の全区間で安定したWiMAX接続が実現するかもしれません。
技術革新がどんどん進んでいけば、鉄道で通勤・通学をしている最中でもゲームの利用や動画視聴ができそうですね。
地下鉄での通信速度はどのくらい?
Gigazineの測定レポートを読むと「走行中の電車内で下り最大20Mbps程度、駅のホームでは下り最大40Mbps超の速度が出ることを確認した」と記載があります。
つまり、地下鉄におけるWiMAXの実測は、
- 走行中の車内での下り速度は最大20Mbps程度
- 駅のホームでは下り速度が最大40Mbps超
という結果が出ているようです。
地上の屋外と比べると速度は落ちますが、スマートフォンでの快適なウェブ閲覧には十分な速度と言えるでしょう。メールやSNSなどの利用も問題なく行えます。
ただし先述の通り、トンネル内の電波は弱くなるため、車内では速度が低下します。
地下鉄でWiMAX接続を改善する方法
具体的な改善の手順
地下鉄でWiMAXの接続が不安定になることがありますが、いくつかの方法で改善することができます。
まず、WiMAXルーターの設定を見直しましょう。ルーターの「通信モード」を「ハイスピードモード」に設定することで、より広いエリアで高速通信が可能になります。また、「プラスエリアモード」を有効にすると、au 4G LTEネットワークを利用できるため、WiMAXの電波が弱い場所でも接続しやすくなります。
次に、WiMAXルーターの位置を工夫してみてください。カバンの中などに入れずに、なるべく高い位置に置くと良いでしょう。電車の窓側の座席だと、車体による電波の遮蔽が少なくなるため、おすすめです。
WiMAX回線が繋がらないときはau回線で繋がる
もし地下鉄でWiMAX回線が繋がらなくても、LTE回線を利用して通信することが可能です。WiMAXでは「プラスエリアモード」というオプション機能が使えます。
プラスエリアモードをオンにすると、WiMAX回線に加えてauの4GLTE/5G回線を利用した通信が可能です。
au回線は地下でも安定して受信できるため、走行中の地下鉄の中でも快適にインターネットが利用できます。
ただし、プラスエリアモードには、
- 別途オプション料(1,100円)が必要
- 1ヶ月に30GB以上利用すると翌月まで制限がかかる
の2点が必要です。以前は、上限15GBだったので30GBまで増えてゆとりができました。
また、プラスエリアモードで速度制限にかかったらWiMAX回線も制限されるというルールがあったのですが、こちらも撤廃されています。
そのため、プラスエリアモードを使うときの注意点はオプション料金のみ気にしておけばOKです。
高速接続を維持するためのポイント
WiMAXで高速接続を維持するには、以下の点に注意しましょう。
- 電波の強い場所で使用する(窓際の席など)
- ルーターは身体から離して、なるべく高い位置に置く
- 電波を遮蔽する物をルーターの周囲に置かない
- 「ハイスピードモード」「プラスエリアモード」を有効にする
- 混雑する時間帯はなるべく避ける
また、WiMAXの速度低下を防ぐには、こまめなデータ通信量の確認も大切です。「My UQ mobileアプリ」を使えば、データ残量をいつでも確認できます。速度が遅くなったら、直ちに節約モードに切り替えるのも良いでしょう。
さらに、トンネル内など電波が極端に弱くなるエリアでは、通信が途切れることを念頭に置いておきましょう。続きは停車中に、という使い方も必要です。
地下鉄でインターネットを使用するときの注意点
地下鉄でインターネットを使用する際は、以下の点に気を付けましょう。
- 電車が停車中は、乗降の妨げにならないよう、スマホ操作は控えめに
- 車内が混雑しているときは、大きな動作は避ける
- 通話はマナーモードにして、会話は控えめに
- ヘッドホンからの音漏れに注意する
- 車内でのビデオ通話は控える
公衆の場でのインターネット利用は、周囲への配慮を忘れずに。WiMAXは便利ですが、使いすぎには注意が必要です。
通信速度の改善と、マナーを守ることの両立を心がけましょう。きっとWiMAXは、地下鉄での強い味方になってくれるはずです。
WiMAXプロバイダを選ぶなら「GMOとくとくBB」がおすすめ
WiMAXは契約窓口(プロバイダ)によって受け取れる特典が異なります。結論から言うと、WiMAXの契約はGMOとくとくBBが最もおすすめです。
おすすめの理由
- キャッシュバックと端末無料特典により全プロバイダで最安値
- 最短即日で発送
- 運営会社が信頼できる
GMOとくとくBBならWiMAXを最安契約できる上に、プラスエリアモードも対応しており、地下鉄でWiMAX回線が繋がりにくいときはau回線へ切り替えられます。
全プロバイダで最安値
WiMAXは、どのプロバイダを使っても通信速度・対応エリアは変わりません(本家のUQ WiMAXと同じ)。そのため、シンプルに料金の安さで選ぶのがベストです。
WiMAXの主要プロバイダを比較して、2024年7月の最安値は3,472円のGMOとくとくBBです。この金額は、キャッシュバックや初期費用などを考慮した実質月額(実際に支払う金額)となっています。
プロバイダを経由しないWiMAX本家(UQ WiMAX)とは、実に毎月1,000円以上もの差があります。
キャッシュバックの受け取り条件は、専用ページから申し込むだけ。端末代金も特典によりかかりません(他社では27,000円前後の支払い)。
安さの理由はキャッシュバックと端末無料特典があるから
GMOとくとくBBがなぜここまで安いのかというと、キャッシュバックと端末割引の特典があるからです。
キャッシュバックは、全WiMAXプロバイダで最高の還元額です。
2024年7月現在のキャッシュバック金額は最大65,000円
- すべての人が対象:23,000円
- 他社から乗り換える人:最大40,000円まで他社の違約金を負担
- 2つのオプション加入:2,000円追加
さらに、GMOとくとくBBではキャッシュバックに加えて端末代金の実質無料特典も併用できます。
端末代金は770円×36回払い(総額27,720円)となりますが、同額の770円が毎月割引されます。つまり、36か月経つと端末代金が無料に。
仮に、35カ月以内に解約しても、残債は割引後の端末代なので非常にお得です。
なお、GMOとくとくBBで購入できる端末は最新の5G対応製品で、モバイルルーターの他にホームルーターも選択可能です。
仮にキャッシュバックの受け取りを忘れてしまっても、端末割引の特典は自動適用されるので損することはありません。
先述した通り、WiMAXはどの契約窓口で申し込んでもサービス内容は同じです。そのため、料金の安さでGMOとくとくBBに決めてしまって問題ないありませんよ。
最短即日で発送
GMOとくとくBBは申し込んでから最短即日で発送してくれます。早ければ申し込んだ翌日に受け取ることも可能。
WiMAXは工事不要なので、端末が到着したらすぐに使えます。テレワークなどで急いでインターネット回線が必要な人には嬉しいポイントです。
端末を即日発送してもらうには既定の時間までに申し込みを完了させる必要があります。平日はもちろん、土日祝日でも即日発送対応です。
運営会社が信頼できる
GMOとくとくBBは東証一部に上場している「GMOインターネット株式会社」が運営しています。フレッツ光やドコモ光などのネット回線も取り扱っており、知名度も抜群です。
長年に渡ってさまざまなインターネットサービスを運営しており、信頼性はWiMAXプロバイダの中でもトップクラス。安心してサービスを利用できます。
まとめ
WiMAXは、地下鉄での利用においてまだ課題を残しています。しかし、エリア整備は着実に進んでおり、駅ホームを中心に快適なモバイルインターネット環境が広がりつつあります。今後のさらなる対応エリアの拡大に期待が高まります。
注意点として、WiMAXは地下鉄でも利用できますが、走行中の電車内ではやや繋がりにくいです。
ですが、地下鉄のホームでは地上にいるときと変わらないくらい繋がります。通信速度も速いので、高画質な動画の再生や3Dゲームもなんなく利用可能です。
ちなみに、地下鉄でさらに繋がりやすさを求めるなら、クラウドWiFiも検討した方がいいでしょう。
ドコモ・au・ソフトバンクの大手3キャリアの回線(主にソフトバンク)を借りて運用するポケットWi-Fiサービス。
WiMAXより速度は劣りますが、対応エリアが広く地下鉄(走行中も含め)でも繋がりやすくなっています。
WiMAXを使用するなら、地下鉄で繋がらなくなった時はプラスエリアモードを使いましょう。au回線を利用するので地下鉄でも繋がりやすいですよ。