ポケット型WiFiを利用するにあたって、利用できるデータ量が気になる人は少なくありません。せっかく契約するなら、無制限で利用したいと考える人もいるでしょう。
結論として、2024年9月現在、名目上ではありますが、無制限で利用できるポケット型WiFiは存在しません。短い期間で大容量通信をしたり、契約しているGB数の上限に達したりすると、制限にかかってしまいます。
ただし、通信制限がかなり緩和されているのも事実です。WiMAXの関しては2022年2月に速度制限が撤廃されており、通信制限にかかることはほとんどなくなりました。
そのため、ここ数年でポケット型WiFiの利便性は格段に良くなったといえるでしょう。
また、大容量通信が可能なポケット型WiFiも数多く存在します。実質無制限で利用できるものも多いため、上限に関してはそこまで気にする必要もありません。
本記事では無制限に近い形式で利用できるポケット型WiFiや選び方について解説します。ポケット型WiFiの契約を検討しているなら、ぜひ参考にしてください。
速度制限なしのポケット型WiFiは存在する?
ポケット型WiFiの中には速度制限なしでデータ通信が使い放題のサービスもあります。外出先でも動画視聴やゲームを楽しみたい人、固定回線代わりに使いたい人におすすめです。
ただし、無制限で使えるポケット型WiFiでも実際には速度制限があります。完全に無制限のポケット型WiFiはないので注意してください。
無制限で使えるポケット型WiFiはWiMAX・楽天モバイル・ワイモバイル
データ通信を無制限に使えるポケット型WiFiは大きく3種類あります。
WiMAXはポケット型WiFiを代表するサービスです。WiMAX 2+回線とau 4G LTE/5G回線に対応し、全国の広いエリアをカバーしています。
楽天モバイルは2020年にスタートした第4のキャリアです。スマホキャリアという位置付けですが、モバイルルーターにSIMカードを挿すことでポケット型WiFiとして使えます。
月間のデータ容量に制限がなく、月額料金も3,278円とリーズナブルです。
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドに位置付けられます。基本のデータ容量は月7GBですが、「アドバンスオプション」に加入すると4G回線によるデータ通信が使い放題です。
完全無制限ではない点に注意する
無制限で使えるポケット型WiFiでも、実際には何かしらの速度制限があります。完全に無制限ではない点に注意してください。
各サービスの速度制限
以前までWiMAXは直近3日間で15GB以上、楽天モバイルでは1日で10GB以上のデータ通信を使うと一時的に速度制限がかかっていました。現在はどちらも廃止されたため、一律の速度制限がありません。
それでも、短期間にデータ通信を使い過ぎると速度制限にかかる恐れがあります。常識的な範囲内なら制限される可能性は低いものの、完全な使い放題ではない点に注意が必要です。
ワイモバイルは直近3日間で10GBを超えると、一時的に速度制限がかかります。速度制限がかかるのは当日18時から翌日1時までで、制限中の速度は概ね1Mbpsです。
いずれもそこまで厳しい速度制限ではないものの、完全な無制限でもありません。大容量のデータ通信を利用する場合は、速度制限にかかる可能性があることを考慮したうえで契約しましょう。
失敗しない!無制限で使えるポケット型WiFiの選び方
無制限に使えるポケット型Wi-Fiは複数あり、どれを選べば良いか分からない人もいるでしょう。
ここでは、無制限で使えるポケット型WiFiの失敗しない選び方を解説します。
速度と料金のバランスがいい「WiMAX」が最もおすすめ
無制限のポケット型WiFiでもっともおすすめなのは、速度と料金のバランスが良い「WiMAX」です。
WiMAXはWiMAX 2+回線だけでなく、auの4G LTE/5G回線にも対応しています。5G対応エリアでは最大3.9Gbpsの高速通信が利用可能です。
これはあくまでも理論上の最大通信速度ですが、実速度でも他のポケット型WiFiをリードしています。
実際に、インターネット回線の通信速度を比較できる「みんそく」でWiMAX、楽天モバイル、ワイモバイルのポケット型WiFiの通信速度を比較してみましょう。
いずれも2024年9月時点における、直近3ヶ月の平均速度です。
回線/端末 | 下り | 上り |
---|---|---|
WiMAX Speed Wi-Fi 5G X12 |
114.15Mbps | 21.42Mbps |
楽天モバイル Rakuten WiFi Pocket |
28.48Mbps | 21.9Mbps |
ワイモバイル Pocket WiFi 5G A102ZT |
71.15Mbps | 10.39Mbps |
下りの速度を見ると、WiMAXが他のサービスを大きくリードしていますね。この速度なら、動画視聴やビデオ通話なども快適でしょう。
通信速度が速い分、WiMAXは月額料金がやや高めです。ただし、WiMAXはたくさんのプロバイダがサービスを提供しており、キャンペーンがお得なプロバイダを選べば月額料金を抑えられます。
安さ重視なら後述するように楽天モバイルがおすすめですが、通信速度を重視するならWiMAXがおすすめです。
格安にこだわるなら「楽天モバイルのポケット型WiFi」を選ぶ
とにかく安く使いたいなら楽天モバイルのポケット型WiFiがおすすめです。
楽天モバイルなら月額3,278円でデータ通信を無制限に使えます。しかも回線とセットならオリジナルのモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket 2C」を一括1円で購入可能です。
おまけに契約事務手数料もかかりません。
実際にWiMAX・ワイモバイルと比較すると、いかに楽天モバイルが安いか分かります。
回線 | 事務手数料 | 月額料金 | 端末代 |
---|---|---|---|
楽天モバイル | 無料 | 3,278円 | 1円 (セット購入時) |
WiMAX※ | 3,300円 | 3,000~ 4,000円前後 |
2~3万円 (一部のプロバイダは無料) |
ワイモバイル | 無料 | 4,818円 | 3,000~1万円 (割引後) |
※WiMAXはプロバイダによって事務手数料、月額料金、端末代が異なる
WiMAXもプロバイダによっては割引やキャッシュバックなどで実質的な月額料金を抑えられますが、楽天モバイルなら複雑な条件なしで誰でも安く使えます。
100GBに収まるなら無制限だけでなく大容量のポケット型WiFiも考慮する
月100GBに収まるなら、無制限だけでなく大容量のポケット型WiFiも検討しましょう。
無制限のポケット型WiFiより月額料金が割安なうえに、レンタル式なので端末代も基本的にかかりません。
月100GBのデータ通信が使える主なポケット型WiFiは以下の通りです。
サービス名 | 月額料金 | 端末代 | 契約期間※ |
---|---|---|---|
Air WiFi | 3,245円~ | 0円 | 1年 |
Mugen WiFi | 3,300円~ | 0円 | 2年 |
THE WiFi | 3,828円 | 0円 | 2年 |
ZEUS WiFi | 3,828円 | 0円 | 2年 |
モンスターモバイル | 2,948円 | 0円 | 2年 |
※THE WiFi以外は契約期間なしのプランもしくはオプションあり
参考:100GBでできること
YouTube(標準画質) | 約185時間 |
---|---|
LINE(ビデオ) | 約330時間 |
ZOOM(ビデオ) | 約165時間 |
Skype(ビデオ) | 約830時間 |
Netflix(標準画質) | 約140時間 |
WiMAX・ワイモバイルに比べると月額料金が安く、端末代も無料です。ただし、サービスによっては楽天モバイルより割高になります。
まずは楽天モバイルを検討し、対応エリアなどに不満がある場合は月100GBのポケット型WiFiを検討しましょう。
最強はどれ?無制限で利用できるおすすめポケット型WiFiを比較
無制限で利用できるポケット型WiFiについて、どのサービスが良いか悩む人は少なくないでしょう。
そんな人のために、ここでは無制限利用可能なおすすめのポケット型WiFiを6社厳選しました。まずは下記の表で特徴や違いを見ていきましょう。
サービス名 | GMOとくとくBB WiMAX | 楽天モバイル | WiFi革命セット | BIGLOBE WiMAX | THE WiFi | Mugen WiFi |
---|---|---|---|---|---|---|
月額料金 | 3784円~ | 1,078円~ | 3,630円 | 3,773円~ | 3,828円 | 3,438円 |
種別 | WiMAX | キャリア | クラウドSIM | WiMAX | クラウドSIM | クラウドSIM |
データ量 | 無制限 | 無制限 | 100GB | 無制限 | 100GB | 100GB |
契約期間 | 2年契約 (自動更新なし) |
縛りなし | 縛りなし | 縛りなし | 2年契約 (自動更新なし) |
2年契約 (自動更新なし) |
通信回線 | WIMAX | 楽天回線 | ソフトバンク | WIMAX | クラウドSIM | クラウドSIM |
支払い方法 | クレジットカード | クレジットカード デビットカード 口座振替 楽天ポイント |
クレジットカード 口座振替 |
クレジットカード 口座振替 |
クレジットカード | クレジットカード 口座振替 |
通信品質を重視するなら、やはりWiMAXですね。au回線対応で対応エリアが広めですし、通信速度でも楽天モバイル・ワイモバイルを大きくリードしています。
月額料金はやや高めですが、プロバイダによっては月額料金割引やキャッシュバックなどのキャンペーンが利用可能です。
例えばGMOとくとくBB WiMAXは月額料金が最大36ヶ月間に渡って割引され、さらに高額キャッシュバックを受けられます。
安さ重視なら楽天モバイルがおすすめです。月額料金が安く、端末代も1円で済みます。事務手数料や違約金もかからないため、短期間の利用にもピッタリです。
上記の比較表をもとに、ここからは各社の特徴を解説していきます。
GMOとくとくBB WiMAX:データ量完全無制限
月額料金 | 3784円~ |
---|---|
種別 | WiMAX |
データ量 | 無制限 |
契約期間 | 2年契約 (自動更新なし) |
通信回線 | WIMAX |
支払い方法 | クレジットカード |
GMOとくとくBBWiMAXは、事実上データ量完全無制限で利用できるポケット型WiFiです。月間データ量の制限がないのはもちろん、WiMAXにありがちな3日間の制限も設けられていません。
そのため、好きなだけインターネットを利用したい人におすすめのポケット型WiFiといえます。
料金に関しても平均的で、他のポケット型WiFiと比べて特別高いことはありません。ただし、支払い方法がクレジットカードにしか対応していないのはデメリットです。
GMOとくとくBB WiMAXは、クレジットカード支払いが可能かつ、データを気にせず使いたい人におすすめのポケット型WiFiといえるでしょう。
最もお得にWiMAXを使える
GMOとくとくBBは豪華なキャンペーンを多数実施しています。キャンペーンを含めた実質料金は数あるWiMAXプロバイダの中でも最安値です。
WiMAXの料金比較
プロバイダ名 | 月額料金 | キャンペーン | 実質月額 |
---|---|---|---|
GMOとくとくBB | 初月:1,089円 2~13ヶ月目:3,784円 14ヶ月目以降:4,334円 |
最大41,000円キャッシュバック 月額料金が36ヶ月割引 |
3,472円 ※最安 |
BIGLOBE WiMAX | 初月:0円 2~25ヶ月目:3,773円 26ヶ月目以降:4,928円 |
月額料金が24ヶ月割引 事務手数料が無料 |
4,794円 |
Broad WiMAX | 初月:1,397円 2ヶ月目以降:3,773円 |
月額料金が36ヶ月割引 | 4,654円 |
DTI WiMAX | 初月:3,410円 2~3ヶ月目:3,410円 4ヶ月目以降:3,960円 |
月額料金が36ヶ月割引 | 4,753円 |
5G CONNECT | 初月~25ヶ月目:4,500円 26ヶ月目以降:5,250円 |
月額料金4ヶ月無料 端末代が実質無料 |
4,375円 |
カシモWiMAX | 初月:1,408円 2ヶ月目以降:4,818円 |
月額料金が割引 端末代が実質無料 |
4,815円 |
UQ WiMAX | 初月~13ヶ月目:4,268円 14ヶ月目以降:4,950円 |
月額料金が13ヶ月割引 | 5,540円 |
※実質月額とは「37ヶ月(初月+3年間)の月額料金+端末代+事務手数料」から「キャッシュバックおよび月額料金割引」を引いた「3年間のトータル実質料金」を37ヶ月で割ったもの
2024年9月現在に実施されているキャンペーンでは、キャッシュバックと月額割引が強力です。
2024年9月現在のキャッシュバック金額は最大65,000円
- すべての人が対象:23,000円
- 他社から乗り換える人:最大40,000円まで他社の違約金を負担
- 2つのオプション加入:2,000円追加
- 端末発送月:5,302円→1,375円
- 1カ月~35カ月:5,302円→3,762円
- 36カ月以降:5,302円→4,807円
キャッシュバックと月額割引は併用OK。WiMAXをとにかく安く使うならGMOとくとくBB一択です。
最短即日発送ですぐに使える
GMOとくとくBBは最短で申し込んだその日のうちに発送されます。平日15時30分、土日祝日14時までの申し込み完了で即日発送です。
平日に即日発送してくれるポケット型WiFiは他にもありますが、土日や祝日も即日発送してくれるポケット型WiFiはほとんどありません。
出来るだけ早くネット環境が欲しい人には大助かりです。
大手プロバイダが運営するので安心
GMOとくとくBBはGMOインターネット株式会社が運営しています。
ポケット型WiFi(とくにクラウドSIM)は運営実績の乏しいベンチャー企業が運営しているケースが多く、突然サービスが終了したりプラン内容が改悪されることが珍しくありません。
対して、GMOインターネット株式会社は20年以上のプロバイダ運営実績がある大手です。信頼性が高いので、安心して利用できますよ。
楽天モバイル:使用した分だけ料金が発生
月額料金 | ~3GB:1,078円 ~20GB:2,178円 20GB~:3,278円 |
---|---|
種別 | キャリア |
データ量 | 無制限 |
契約期間 | 縛りなし |
通信回線 | 楽天回線 |
支払い方法 | クレジットカード・デビットカード 口座振替 楽天ポイント |
楽天モバイルは、楽天回線を利用しているポケット型WiFiです。料金プランが少し特殊で、毎月のデータ量に応じて金額が変動するのが魅力です。
料金は3段階となっており、3GB未満、20GB未満、20GB以上に分かれます。なお、20GBを超過した場合は、どれだけインターネットを利用しても金額が変わりません。
また、楽天回線エリア内で利用する場合はデータ量が無制限です。そのため、インターネットを制限なく利用したい人におすすめのポケット型WiFiといえます。
ただし、楽天回線エリア内でも接続が悪いケースも多いです。パートナー回線につながってしまう場合は、5GB上限となっている点には注意しましょう。
データ無制限が一番安い
楽天モバイルは月額3,278円の安さでデータ通信が使い放題です。キャンペーンを含めた実質料金ではなく、通常料金がこれだけ安いデータ無制限のポケット型WiFiは他にありません。
データ無制限の料金比較
ポケット型WiFi | 実質月額 |
---|---|
楽天モバイル | 3,278円 |
GMOとくとくBB WiMAX | 3,472円 |
Broad WiMAX | 4,794円 |
UQ WiMAX | 5,540円 |
ドコモ | 6,192円 |
ソフトバンク | 6,373円 |
ワイモバイル | 5,386円 |
上記の金額は、初期費用やキャンペーンを考慮した実質月額で比較していますが、ご覧の通り楽天モバイルが圧倒的な安さです。
特に、ドコモやソフトバンク提供のポケット型WiFiと比べると、半額くらいの価格になっています。
現在、データ無制限のポケット型WiFiは、楽天モバイルの他にはWiMAXとキャリア系しか残っていません。最安でデータ無制限のポケット型WiFiを使いたいなら、楽天モバイル一択です。
従量制プランなので無駄がない
楽天モバイルは利用したデータ消費量に応じて料金が変動する従量制プランを採用しています。
そのため、データ通信をあまり使わなかった月は自動的に料金が安くなります。
プラン内容
データ容量 | 月額料金 |
---|---|
3GBまで | 1,078円 |
20GBまで | 2,178円 |
20GB以上 | 3,278円 |
例えば18GBしか使わなかった月は2,178円で済みますし、20GBを超えた月は3,278円で使い放題になります。3GB未満だった場合は月額1,078円です。
従量制だと月によってデータ容量にばらつきがあっても損しないのがメリットです。
事務手数料も解約金もかからない
楽天モバイルは、あらゆる手数料が0円です。特に大きいのが契約時に発生する事務手数料。
他のポケット型WiFiだと3,300円取られるのですが、楽天モバイルなら0円に。さらに、楽天モバイルには契約縛りがありません。
最低利用期間もないため、いつでも好きなタイミングで解約できます。解約金(違約金)は無料です。
そのため、長期利用だけでなく数週間~1ヶ月程度の短期間だけポケット型WiFiを使いたい人にもおすすめです。
今なら端末代金が1円
楽天モバイルのポケット型WiFi(Rakuten WiFi Pocket 2B/2C)は、端末代金が7,980円かかります。しかし今ならキャンペーンで1円に。
オプション加入が必要など罠となる悪条件はありません。
端末+プランセットについては、端末だけ欲しい人はあまりいないと思いますので、どのみちセット契約です。
また、新規契約なら特典として楽天ポイントが貰えるので、お釣りが来る計算です。
THE WiFi:100GBまで利用可能
月額料金 | 3,828円 |
---|---|
種別 | クラウドSIM |
データ量 | 100GB |
契約期間 | 2年契約 (自動更新なし) |
通信回線 | クラウドSIM |
支払い方法 | クレジットカード |
THE WiFiは、100GBまで利用できるのが魅力のポケット型WiFiです。大容量での契約となるため、よほどのことがなければ1か月で足りなくなることはありません。
また、クラウドSIMを採用しているため、提供エリアが広いのもメリットです。ドコモ・au・Softbankの回線がすべて利用できるのは、THE WiFiの強みといえるでしょう。
なお、支払いはクレジットカードのみに対応しています。
それ以外の支払いには対応していないため、万が一クレジットカードを持っていないのであれば他のポケット型WiFiを検討しましょう。
100GBプランなら最安値
100GBのポケット型WiFiを2年間利用する場合、THE WiFiは全ポケット型WiFiで最安値です。
100GBプランの比較
月額料金 (2年間の実質負担額) |
契約期間 | 自動更新 | |
---|---|---|---|
THE WiFi | 3,281円 | 2年 | なし |
Air WiFi | 3,278円 | 1年 | あり |
Mugen WiFi | 3,438円 | 2年 | なし |
ZEUS WiFi | 3,195円 | 2年 | なし |
どこよりもWiFi | 3,400円 | 2年 | あり |
THE WiFiの月額料金は3,828円と特別安いわけではありません。しかし、キャンペーンにより月額基本料金や初期費用の割引により、実質月額が最安となっています。
データ無制限までは要らないけど100GBは欲しい・・といった人には、THE WiFiがピッタリです。
従量制プランも利用できる
従量制プランと言えば楽天モバイルが有名で他のポケット型WiFiではほとんど利用できません。
しかし、THE WiFiなら月100GBの定額制プランの他に従量制プラン「THE WiFi Fit」も用意されています。
THE WiFi Fit(従量制)
データ容量 | 月額料金 |
---|---|
1GBまで | 1,298円 |
5GBまで | 1,628円 |
20GBまで | 2,068円 |
40GBまで | 2,596円 |
100GBまで | 3,960円 |
THE WiFi Fitは、実際に利用したデータ消費量に合わせて料金が変動します。月によってデータ容量にばらつきがある人でも、無駄がありません。
ただし、THE WiFi Fitの100GBの料金は通常の100GBプランより割高に設定されています。毎月40GB以上利用するなら100GBプランの方がお得です。
最短即日で発送される
THE WiFiは平日正午までに申し込むと、申し込んだ当日中に発送してくれます。最短で申し込んだ翌日にはインターネットの利用が可能です。
急なテレワークなどで、すぐにインターネット環境が必要な人にも向いています。
WiFi革命セット:無制限ホームルーターがセット
月額料金 (端末購入プラン) |
初月:880円 2~36カ月目:3,630円 37カ月目以降:7,568円 |
---|---|
月額料金 (端末レンタルプラン) |
1~24カ月目:4,598円 25カ月目以降:5,907円 |
種別 | クラウドSIM |
データ量 | ホームルーター:無制限 ポケット型WiFi:100GB |
契約期間 | 縛りなし |
通信回線 | ソフトバンク |
支払い方法 | クレジットカード 口座振替 |
WiFi革命セットはホームルーターの「モバレコエアー」と、ポケット型WiFiの「ONE MOBILE」がセットになったWiFiサービスです。
それぞれ個別契約するよりもお得で、ポケット型WiFiだけでなくホームルーターも同時に欲しい人に最適です。ホームルーターについては完全無制限でデータ使い放題となっています。
注意点としてポケット型WiFiは2年後に返却が必要となっています。そのため、3年目以降はホームルーターのみ利用するか別のポケット型WiFiに切り替えましょう。
あるいは、2年間だけ使用するサービスと割り切ってWiFi革命セットに申し込むのもありでしょう。WiFi革命セットなら、1つの注文で自宅と外出先のWiFi環境が整いますよ。
データ無制限のホームルーターがセットで使える
他社との大きな違いは、ポケット型WiFiに加えて無制限で使えるホームルーターがセットとなっています。
ホームルーターはデータ容量が無制限のモバレコエアー(ソフトバンクエアーと同じ端末)を使用。速度制限を気にせずインターネットを楽しめます。
ポケット型WiFiは無制限ではなく月100GBまでとなりますが、ほとんどの人には実質無制限と言えるでしょう。
自宅はホームルーターで外出先のみポケット型WiFiと使い分ければ、そう簡単にデータを使い切ることはありません。
別々に契約するよりお得
WiFi革命セットはホームルーターとポケット型WiFiーを、それぞれ別に契約するよりもお得です。
お支払い総額は、ホームルーターを単体契約するときと比べてほぼ変わりません。ポケット型WiFiを使える分、WiFi革命セットの方がお得感があります。
今なら最大30,000円のキャッシュバックあり
2024年9月現在、WiFi革命セットでは最大30,000円のキャッシュバックを実施中です。
なお、現在はキャッシュバックに加えてセット割のキャンペーンも同時適用が可能です。
月額料金の詳しい内訳
モバレコエアー
1カ月目 月額880円 |
2~12カ月目 月額2,530円 |
13~36カ月目 月額2,530円 |
37カ月目以降 月額5,368円 |
|
---|---|---|---|---|
月額基本料 | 5,368円 | 5,368円 | 5,368円 | 5,368円 |
モバレコ特別 ハッピープライス |
-4,048円 | -2,288円 | -1,188円 | – |
革命セットでもっと割 | -440円 | -550円 | -1,650円 | – |
月月割 | – | -1,980円 | -1,980円 | -1,980円 ※38カ月目から0円 |
Airターミナル端末代 | – | 1,980円 | 1,980円 | 1,980円 ※38カ月目から0円 |
ONE MOBILE
1カ月目 0円 |
2~36カ月目 月額1,100円 |
37カ月目以降 月額5,368円 |
|
---|---|---|---|
月額基本料 | 2,970円 | 2,970円 | 5,368円 |
革命セットでもっと割 | -2,970円 | -1,870円 | – |
月月割 | – | -1,980円 | -770円 |
[box class=”box26″ title=”端末代金”]
71,280円(Airターミナル5)
※月月割により1,980円×36回の割引を受けられるため、実質0円
[/box]
Mugen WiFi:3大キャリアの回線がすべて利用可能
月額料金 | 3,438円 |
---|---|
種別 | クラウドSIM |
データ量 | 100GB |
契約期間 | 2年契約 (自動更新なし) |
通信回線 | クラウドSIM |
支払い方法 | クレジットカード 口座振替(+550円) |
Mugen WiFiは、3大キャリアの回線がすべて利用できるポケット型WiFiです。そのため、利用エリアの広さは数あるポケット型WiFiの中でもトップクラスといえます。
料金に関しても3,438円と安価で、100GBまで利用できるのは魅力です。そのため、安くて大容量のポケット型WiFiを探しているなら、非常におすすめできます。
支払い方法はクレジットカードと口座振替に対応しているものの、口座振替時に550円の追加費用がかかるのはデメリット。
Mugen WiFiの契約時は、よほどのことがない限りクレジットカードでの支払いで設定しましょう。
30日間の全額返金サービスあり
Mugen WiFiには30日間の全額返金サービスがあります。申し込み日から30日以内に所定の条件を満たせば、初期費用や月額料金、違約金をかけずに解約可能です。
[box class=”box14″]
返金条件
- 解約申請フォームから連絡すること
- 返品の「発送日時」が30日以内であること
- Mugen WiFiの利用が初めてであること
- データ利用料が20GBが超えないこと
- 2年縛りなしのプランに加入しないこと
- 口座振替オプションに加入しないこと
注意点
- 付属品に欠品がある場合、過度の汚損や破損がある場合は追加費用として最大22,000円が発生する
- 返却処理手数料として1,100円が発生する
- 送料は自己負担
- 海外で利用した場合、デイリーの利用料金が別途発生する
- 20GBを超える容量を利用した場合は9,900円の解約費用がかかる
- 端末未返却の場合、費用が発生する
[/box]
現在は他のポケット型WiFiにも同様のサービスがありますが、30日の全額返金保証を最初に始めたのがMugen WiFiです。
使用データ量が20GB以上の場合は違約金がかかる、端末に破損がある場合は追加費用がかかるなど注意点はありますが、厳しい条件ではありません。
電波の繋がりやすさや通信速度を図るには十分でしょう。ほとんどのポケット型WiFiでは無料お試しができないため、30日も試せるのはありがたいですね。
クラウドSIM系で唯一の口座振替対応
Mugen WiFiはクレジットカードだけでなく口座振替でも料金を支払えます。
口座振替に対応しているクラウドSIM(ドコモ・au・ソフトバンクから回線を借りて運用)はMugen WiFiだけです。
注意点として、口座振替で支払う場合は口座振替オプション料550円がかかることに加えて、30日間の全額返金サービスやキャッシュバックが対象外です。
ややお得度は下がりますが許容範囲でしょう。とりあえず口座振替で申し込んでおき、カードを作成できた時点でクレジットカード払いに変更するのもありですよ。
最大10,000円キャッシュバックが受け取れる
2024年9月現在、30日の無料お試しに加えて、10,000円のキャッシュバック特典が受け取れます。
キャッシュバックの受け取り方法は、利用開始月から14ヶ月目と23ヶ月目に案内メールが届くので、そちらから申請すればOKです。
1回目、2回目ともに5,000円ずつ振り込まれるため、合計10,000円キャッシュバックとなります。
振込時期は遅いのですが登録したメールアドレスに申請の通知が届くため、確実にキャッシュバックを受け取れますよ。
BIGLOBE WiMAX+5G:契約期間の縛りなし
月額料金 | 3,773円~ |
---|---|
種別 | WiMAX |
データ量 | 無制限 |
契約期間 | 縛りなし |
通信回線 | WIMAX |
支払い方法 | クレジットカード 口座振替 |
BIGLOBE WiMAX+5G最大の特徴は、契約期間の縛りが設けられていない点です。好きな時に契約・解約ができるのは、利用者にとって大きなメリットとなるでしょう。
また、料金に関してもWiMAXを利用したポケット型WiFiの中では安めに設定されています。
料金を節約しながらWiMAXを利用したいのであれば、利用しない手はありません。発送も最短翌日となっていることから、急ぎで契約したい人にもおすすめです。
ただし、契約時は端末代を負担しなければなりません。20,000円程度の費用が発生するため、その分を加味したうえで契約を検討しましょう。
一か月だけレンタルなど短期利用には初期費用と違約金なしの「楽天モバイル」がベスト
短期間だけポケット型WiFiを利用したい場合は楽天モバイルがベストです。
楽天モバイルは契約時の事務手数料も、解約時の違約金もかかりません。回線とのセットなら端末代も一括1円です。
短期間で解約しても余計な費用がかからないので、数週間~数ヶ月だけ利用したい人に向いています。
WiMAXは2~3年の契約期間が設定されているプロバイダが多く、端末代も高額です。ワイモバイルは契約期間の定めがないため違約金がかかりませんが、端末代はかかります。
ドコモ・au・ソフトバンクのポケット型WiFiはおすすめしない?
ポケット型WiFiは大手3キャリアであるドコモ・au・ソフトバンクも提供しています。しかし、いずれも月額料金が割高なのでおすすめしません。
ドコモとソフトバンクのポケット型WiFiは高いのでおすすめしない
ドコモとソフトバンクのポケット型WiFiは月額料金が割高です。
キャリア | 月額料金 | データ容量 |
---|---|---|
ドコモ | 7,315円 | 無制限 |
ソフトバンク | 5,280円 | 50GB |
ドコモにはポケット型WiFi用のプランがありません。スマホ用プランである「eximo」を契約する必要があり、月額料金は7,315円と割高です。
ソフトバンクはデータ通信専用プランが用意されていますが、月50GBまでのプランのみで無制限プランがありません。
しかも月額料金は5,280円と、WiMAXや楽天モバイルはもちろん、ワイモバイルと比べても割高です。
ドコモもソフトバンクも通信速度は速く安定しています。それでも月額料金が高すぎるので、基本的には他のポケット型WiFiがおすすめです。
auユーザーはWiMAXを選べば割引あり
auが提供しているポケット型WiFiはWiMAXとほぼ同じです。WiMAX 2+とau 4G LTE/5Gに対応し、無制限にデータ通信を利用できます。
ただし、WiMAXと比べると月額料金が高めで、キャンペーンなどもあまり実施されていません。そのため、auのポケット型WiFiを利用するならWiMAXおすすめです。
auユーザーがWiMAXを利用すると「auスマートバリュー」が適用され、スマホ代が最大1,100円割引されます。WiMAXの契約1つにつき、auスマホは最大10回線まで割引の対象です。
家族でauのスマホを使っているなら、ポケット型WiFiはWiMAXを選びましょう。
ソフトバンク回線を使いたいならクラウドSIMがおすすめ
ソフトバンク回線のポケット型WiFiを利用したいならクラウドSIMがおすすめです。クラウドSIMは複数のキャリアに対応しているサービスで、利用する場所に合わせて回線を選んでくれます。
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ソフトバンク回線に対応する主なクラウドSIM
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ただし、クラウドSIMはその時の電波状況に合わせて自動で回線を選択します。必ずしもソフトバンク回線に繋がるわけではないので注意しましょう。
無制限のポケット型WiFiはどんな人におすすめできる?
無制限のポケット型WiFiは使い勝手がよくさまざまなメリットがありますが、そもそもどのような人におすすめと言えるのでしょうか。
固定回線よりも安く無制限プランを利用したい人
自宅でWi-Fiを利用したいなら、ポケット型WiFiのほかに、固定回線(光回線)も選択肢としてあがるでしょう。
この2択で迷った場合、固定回線は無制限で利用できる代わりに回線工事が必要で、月々の料金もポケット型WiFiより高くなります。
「工事の手間はできる限り避けたい」と思っている方や「月々の料金をとにかく安く抑えたい」方はポケット型WiFiがおすすめです。
自宅以外で動画視聴やオンラインゲームを楽しみたい人
外出の際、大容量のデータを消費する動画視聴やオンラインゲームをする方は、できる限り無制限で使用できるポケット型WiFiがおすすめです。
中容量以下のプランではデータ消費が大きくなると、すぐに速度制限に引っかかってしまうからです。速度制限にかかると極端に遅くなるため、満足な通信ができません。
利用目的によっても異なりますが、特に動画視聴やオンラインゲームなどを外出先で楽しむ人は、無制限または大容量のプランが必要です。
仕事でセキュリティの高い通信を行いたい人
近年では、街中を歩いているとあらゆるフリーWi-Fiが利用できます。無料でWi-Fiを利用できる便利なサービスですが、セキュリティ面は決して安心とは言えません。
なぜならフリーWi-Fiは不特定多数の人が利用できるため、万一悪用しようと考える人が現れれば、簡単に情報を抜き取られる可能性があります。
抜き取られてもいい情報なら問題ありませんが、例えばテレワークなどで会社の機密情報を扱っている場合は、大きな問題に発展してしまうこともあります。
しかし、ポケット型WiFiなら通信が暗号化がされており、パスワードを入力しないと利用できません。使用する本人だけが接続できる環境となので、セキュリティ面は安全です。
安心してで仕事に取り組みたい人は、ポケット型WiFiを所有したほうがいいでしょう。
完全無制限のネット使い放題ならポケット型WiFiより固定回線が有利
無制限で使えるポケット型WiFiにも何かしらの速度制限はあります。完全無制限でインターネットを利用したいなら、固定回線も検討しましょう。
通信速度を重視する人、開通工事ができるなら光回線がおすすめです。どうしても光回線を導入できない場合はホームルーターを検討してください。
工事ができるなら光回線が快適
自宅の開通工事ができるなら、光回線おすすめです。速度制限がないだけでなく、通信速度が高速かつ安定しています。
オンラインゲームや高画質な動画の視聴、ビデオ会議、大容量ファイルのダウンロードなどもストレスを感じません。
ただし、光回線を利用するためには光ファイバーを引き込むための開通工事が必要です。賃貸住宅に住んでいる場合は大家さんや管理会社の許可が下りず、工事ができない可能性があります。
戸建て住宅でも、住居環境によっては工事ができないことがあるので注意してください。
コンセントに挿すだけのホームルーターも安定度が高い
光回線の工事ができない場合はホームルーターおすすめです。
ホームルーターはポケット型WiFiと同じくモバイルデータ通信を利用してインターネットに接続します。コンセントに挿すだけですぐに使えるため、開通工事が不要です。
通信速度・安定感は光回線に劣ります。しかし、ルーター本体が大きくアンテナの強度が強いため、ポケット型WiFiよりも安定性に優れるのが特徴です。
外に持ち出さず、固定回線代わりに使うならホームルーターを選びましょう。
ホームルーターサービスはいくつかありますが、おすすめは「WiMAX」と「ドコモhome 5G」の2つです。
おすすめホームルーター1:WiMAX
おすすめのホームルーター1つ目はWiMAXです。
基本的な特徴はポケット型WiFi(モバイルルータータイプ)のWiMAXと同じで、通信速度が速く安定しています。ホームルーターを選べばさらに安定感が増しますし、有線LAN接続も可能です。
月額料金はプロバイダによって異なりますが、いずれもポケット型WiFiの時と変わりません。自宅でWiMAXを使うなら、モバイルルーターではなくホームルーターがおすすめです。
おすすめホームルーター2:ドコモhome5G
おすすめのホームルーター2つ目はドコモのhome 5Gです。
月額4,950円でドコモの高品質なデータ通信を無制限に使えます。端末をセットで購入すると「月々サポート」が適用され、端末代が実質無料です。
ドコモの4G・5Gに対応しているので対応エリアが広く、一律の速度制限もありません。通信品質を重視する人におすすめです。
無制限のポケット型WiFiを契約する前に確認しておきたい3ポイント
無制限のポケット型WiFiを選ぶときは、以下3つのポイントを意識してみましょう。
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- 料金の安さ
- 利用できるエリア
- 通信速度
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上記のポイントを確認しておけば、契約前後のトラブルを未然に防げます。それぞれのポイントを詳しくみていきましょう。
料金の安さ
無制限のポケット型WiFiを選ぶときは、料金の安さに注目してみましょう。毎月料金がかかるものであるため、少しでも安いポケット型WiFiを選べば固定費を節約できます。
たとえば楽天モバイルの場合、毎月使用したデータ量に応じた請求になるのが特徴です。
3GB未満の場合は1,078円(税込)、20GB以上利用しても3,278円(税込)とリーズナブルな価格設定になっています。
ポケット型WiFiの料金は、平均すると4,000円~5,000円前後です。使用している回線によっても変わりますが、料金を比較したうえで納得できるサービスで契約しましょう。
エリアの広さ
旅行や出張が多いのであれば、利用できるエリアの広さに注目してみるのもおすすめです。エリアが広いポケット型WiFiを選べば、圏外になるリスクを軽減できるでしょう。
エリアの広さで見るなら、THE WiFiやMugen WiFiといったクラウドSIMのポケット型WiFiがおすすめです。
3大キャリアの回線をすべて利用できるため、繋がらないといった不満を抱くことがまずありません。
対してWiMAXは、山中や海岸沿いなどで電波を拾いにくい傾向にあります。通信エリアについては各社ホームページで確認できるため、契約前にチェックしておきましょう。
通信速度
オンラインゲームや動画視聴をメインで利用するなら、通信速度で選ぶのがおすすめです。中でもWiMAXのポケット型WiFiを利用すれば、通信速度に不満を抱くことは無いでしょう。
たとえばUQWiMAXやGMOとくとくBBであれば、最大2.7Gbpsでの通信が可能です。一般的な光回線の速度が1Gbpsであることを考えると、2倍以上も速い速度となります。
逆にクラウドSIMは最大150Mbpsと、ゲームや動画をメインで使う場合には向きません。
インターネットサーフィンやLINEを使う程度であれば問題ないですが、大容量通信時は時間がかかる点を理解しておきましょう。
ポケット型WiFiは大きく分けて3種類に分かれる
ポケット型WiFiは、大きく分けて以下の3種類に分かれます。
- WiMAX回線
- クラウドSIM
- キャリア回線
上記3つの種類について、特徴や詳細を見ていきましょう。
WiMAX回線
料金と速度のバランスが最も取れている
WiMAX回線は、高速通信を売りとしているポケット型WiFiです。WIMAXは回線名の一つで、4GLTEや5Gといった無線インターネット規格の一つとなります。
ポケット型WiFiにおいても人気が高く、2022年2月からは速度制限がかなり緩和されました。
以前は3日で10GBや15GBの利用制限があったものの、現在ではどれだけインターネットを利用しても、制限にかかることはほぼありません。
WiMAXを利用したポケット型WiFiはさまざまですが、大元であるUQ WiMAXやGMOとくとくBB、BIGLOBEなどが代表例です。
クラウドSIM
料金は安いが速度が遅い
クラウドSIMは、物理的なSIMカードを利用せずに通信するのが特徴です。SIMカードの情報をサーバー上で管理し、自動で最適なインターネット回線に接続してくれます。
代表的なサービスはMugen WiFi、AiR-WiFiなどです。ポケット型WiFiはドコモ・au・Softbank回線のすべてを利用できるため、基本的に国内で繋がらない場所はありません。
また、契約時は100GB程度のデータ量が使えるものが多いです。ただし、通信速度はWiMAXやキャリア回線のポケット型WiFiに劣ります。
もし高速通信を重視してポケット型WiFiを契約するのであれば、クラウドSIMの利用は控えたほうが良いでしょう。
キャリア回線
速度は速いが料金は高い(楽天モバイルのみ安い)
キャリア回線はその名の通り、ドコモ・au・ソフトバンク・ワイモバイルといった携帯キャリアの回線を利用して通信するポケット型WiFiのことです。
楽天モバイルやドコモでは、自社の通信を利用したポケット型WiFiを提供しています。
キャリア回線を利用しているポケット型WiFiのメリットは、スマートフォンと同じエリアで利用できる点があげられるでしょう。
現在使っているスマートフォンと同じ感覚で利用したいなら、非常におすすめです。
ただし、同じキャリアでポケット型WiFiを契約する場合、スマートフォンが圏外になるとポケット型WiFiも利用できません。
このような事態を防ぐなら、スマートフォンとポケット型WiFiが使用するキャリア回線を異なるものにしておきましょう。
無制限のポケット型WiFiでよくある質問
無制限のポケット型WiFiについて調べていくと、以下の疑問を抱いているユーザーが見られました。
- 海外でも使える無制限のポケット型WiFiはある?
- 無制限のポケット型WiFiは本当に制限がかからない?
- お試しプランのある無制限のポケット型WiFiは?
- 無制限で使える光回線やホームルーターにないポケット型WiFiのメリットは?
上記の疑問について、内容を解説していきます。
海外でも使える無制限のポケット型WiFiはある?
海外でも使える無制限のポケット型WiFiはワイモバイルのみです。ワイモバイルは海外でもデータ通信が利用できる国際ローミングサービスを展開しています。
スマホやガラケーはもちろん、ポケット型WiFi(モバイルルーター)も国際ローミングに対応しているため、海外でも無制限のポケット型WiFiとして利用可能です。
ワイモバイルの国際ローミングには「海外あんしん定額」と「海外パケットし放題」の2種類があります。
海外でもデータ通信を無制限に使いたい場合は海外パケットし放題に加入しましょう。1日あたり2,980円でデータ通信が使えます。
WiMAXは国際ローミングに対応していないため、海外で利用できません。楽天モバイルは国際ローミングに対応していますが、海外で利用できるデータ容量は月2GBまでです。
無制限のポケット型WiFiは本当に制限がかからない?
無制限のポケット型WiFiは、基本的に制限にはかかりません。ただし、利用方法や契約内容によっては、制限が適用される場合があります。
たとえばWiMAXの場合、一定期間に大容量の通信をした場合に制限がかかることがあるようです。
まずは自分の契約内容がどうなっているかを確認しましょう。そうすれば制限にかかる契約かどうかが把握できます。
なお、楽天モバイルの場合は楽天回線エリア内でのみ無制限利用が可能です。自身のエリアが楽天回線エリア内なのであれば、利用を検討してみてください。
お試しプランのある無制限のポケット型WiFiは?
実際にポケット型WiFiを契約する前に、一度試してから契約したいと考える人は少なくありません。ここでは各回線のお試しプランについて、提供しているサービスをまとめました。
お試しあり
- クラウドSIM:AiR WiFi・Mugen WiFi
- キャリア回線:楽天モバイル(契約期間がないため、実質お試しが可能)
※WiMAXをお試しできるTry UQ WiMAXは提供終了
いきなり契約するのが不安なら、上記のサービスで回線の品質や速度を確認したうえで契約を検討しましょう。
無制限で使える光回線やホームルーターにないポケット型WiFiのメリットは?
無制限で利用できるポケット型WiFiについて、光回線やホームルーターにないメリットは以下の通りです。
[box class=”box31″ title=”メリット”] [list class=”ol-circle li-accentbdr acc-bc-before”]
- 持ち運んで利用できる
- 料金が安く済む
- 物によっては海外でも利用可能
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上記のメリットを理解したうえで、ポケット型WiFiの契約を検討しましょう。
まとめ
今回は無制限で利用できるポケット型WiFiについて解説しました。結論として、完全無制限で利用できるポケット型WiFiはありません。
ただし、条件を満たせば無制限利用できるポケット型WiFiがあるのも事実です。また、通信量に関する制限は徐々に緩和されています。
まずは料金やエリアなど、自分の求める条件をきちんと整理して契約を検討しましょう。この記事で紹介した内容をもとに、自分の使いやすい無制限のポケット型WiFiを見つけてください。