「賃貸アパートでNURO光を使いたい!ビス止めせずに工事できるの・・?」
通信速度の速さで人気のNURO光。戸建てだけでなく、賃貸アパートでも導入できます。
賃貸アパートで気になるのが工事でしょう。壁に穴を開けるビス止めは回避できるのでしょうか。
この記事では、NURO光を賃貸アパートで使う方法を徹底解説。大家さんから工事の許可を取るコツも具体的に説明していきます。
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NURO光を賃貸アパートで契約するには?
おすすめのプラン
賃貸アパートでNURO光を契約する場合、おすすめのプランは「NURO 光 for マンション」と「NURO 光 通常プラン」の2つです。
比較項目 | NURO 光 for マンション | NURO 光 通常プラン |
---|---|---|
利用条件 | NURO光の設備が導入済みのマンション | NURO光対応エリア内のマンション・戸建て |
月額料金 | 2,090円~2,750円 | 5,200円~6,100円 |
通信速度 | 下り最大2Gbps、上り最大1Gbps | |
平均速度 | 下り537Mbps、上り486Mbps | 下り469Mbps、上り452Mbps |
工事費 | 44,000円(実質無料) | |
事務手数料 | 3,300円 | |
開通までの期間 | 1~2週間 | 1~3ヶ月 |
工事の回数 | 1回(室内のみ) | 2回(室内・屋外) |
提供エリア | NURO光提供エリア |
「NURO 光 for マンション」は、NURO光の設備が既に導入されているマンションやアパートが対象のプランです。月額料金が非常に安く、40世帯以上の物件であれば月額2,090円から利用可能。通信速度も下り最大2Gbpsと高速です。ただし、利用するには4世帯以上の申込が必要など、条件が厳しいのがデメリットです。
一方、「NURO 光 通常プラン」は、NURO光の設備が導入されていないアパートでも契約できるプランです。以前は7階建てまでの建物に制限がありましたが、現在は階数制限や最低必要世帯数の条件はなく、1世帯からでも申込可能。
通信速度は下り最大2Gbps、上位プランでは最大10Gbpsとさらに高速です。ただし、工事が必要で開通までに時間がかかるのがデメリットです。
賃貸アパートでNURO光を導入するメリット・デメリット
賃貸アパートでNURO光を導入するメリットは、何と言っても通信速度の速さです。NURO光は下り最大2Gbpsの高速回線で、オンラインゲームや動画配信などの大容量通信でも快適に利用できます。また、独自回線のため混雑の影響を受けにくく、安定した速度が期待できるのも大きな魅力です。
さらに、月額料金の安さもNURO光の魅力の1つ。「NURO 光 for マンション」なら、月額2,090円から利用可能です。キャッシュバックや工事費無料などのキャンペーンも充実しており、お得に導入できるでしょう。
一方、デメリットとしては、提供エリアが限られている点が挙げられます。NURO光は関東、東海、関西、九州など主要都市圏を中心に提供されていますが、全国展開はされていません。また、マンションへの導入条件が厳しく、申込みから開通までに時間がかかるケースもあります。
賃貸でNURO光契約に必要な条件
賃貸アパートでNURO光を契約するには、いくつかの条件をクリアする必要があります。
まず、物件がNURO光の提供エリア内であることが大前提です。NURO光の提供エリアは限られているため、物件の所在地を確認しましょう。対応エリア外の場合は残念ながら申込みできません。
次に、「NURO 光 for マンション」の場合は、物件にNURO光の設備が導入済みであることが条件です。未導入の物件では申込みできないので注意が必要です。設備の有無は、不動産会社や管理会社、大家さんに確認するか、NURO光の公式サイトで検索可能です。
「NURO 光 通常プラン」の場合は、設備の有無は問いませんが、工事が必要になります。その際、建物の所有者から工事の許可を得る必要があります。賃貸物件の場合は大家さんや管理会社の承諾が必須なので、事前の交渉が欠かせません。
NURO光導入済み物件の探し方
NURO光が導入済みの賃貸物件を探すには、不動産情報サイトを活用するのがおすすめです。
例えばSUUMOなら、こだわり条件で「NURO光」と検索することで、NURO光対応物件に絞り込んで探すことができます。ホームズやアットホームなどの大手不動産情報サイトでも、同様の検索が可能です。
また、不動産会社に直接問い合わせるのも1つの方法です。NURO光対応物件の有無を尋ねれば、おすすめの物件を紹介してもらえるかもしれません。
ただし、不動産情報サイトに掲載されている物件情報は、必ずしも最新の状態とは限りません。念のため、不動産会社に確認を取るようにしましょう。
その他、NURO光公式サイトのエリア検索(一般プラン・マンション)からもNURO光導入済み物件を検索できます。
工事費は実質無料
NURO光の工事費は44,000円と高額です。しかし、分割払いを選択することで実質無料にできます。
仕組みとしては、44,000円の工事費に対して同額の割引が自動適用されます。
3年契約の工事費
初月 | 2ヵ月目 | 3~37カ月 | |
---|---|---|---|
工事費 | – | 1,230円 | 1,222円 |
工事費割引 | – | -1,230円 | -1,222円 |
2年契約の工事費
初月 | 2ヵ月目 | 3~25カ月 | |
---|---|---|---|
工事費 | – | 1,841円 | 1,833円 |
工事費割引 | – | -1,841円 | -1,833円 |
3年契約を例に挙げると、毎月の工事費は1,222円(初月1230円)ですが同額の1,222円が同じ月に割り引きされます。
割引を適用するとなると事実上の契約縛りにはなりますが、光回線は一度開通すると2年以上使うのは当たり前。
そう考えると、時間がかかっても高額な工事費がタダになるのは大変ありがたい仕組みです。
キャッシュバックや特典を上手に活用するコツ
NURO光の魅力の1つが、お得なキャンペーンの数々です。上手に活用すれば、大幅な節約につながります。
例えば、「NURO 光 for マンション」なら最大25,000円のキャッシュバックと、工事費の実質無料化が適用されます。ただし、キャンペーンには期間や条件があるので、公式サイトでしっかり確認しておきましょう。
また、「NURO 光 通常プラン」でも、60,000円のキャッシュバックや他社違約金の補填など、様々な特典が用意されています。ソフトバンクユーザー限定の割引や、開通までのWi-Fiレンタルなどのサービスもお得です。
ただし、特典の中にはキャッシュバックと併用できないものもあります。申込み前に、どの特典を適用するのが最もお得なのかを検討しておくことが大切です。
以上の点を踏まえて、NURO光の申込み窓口を比較検討し、最大限お得なプランを選びましょう。
賃貸アパートでの工事手順と内容
工事のステップと必要な準備
賃貸アパートでNURO光を導入する際は、まず物件がNURO光の提供エリア内であることを確認しましょう。NURO光の提供エリアは限られているため、対応エリア外の場合は申込みできません。
次に、物件の管理会社や大家さんから工事の許可を得る必要があります。許可なく勝手に工事を行うことはできないので、事前の交渉が欠かせません。
工事を依頼する際は、工事の内容をしっかりと把握し、管理会社や大家さんに丁寧に説明することが重要です。工事は小規模で短時間で終わること、建物への影響を最小限に抑えることなどを伝え、安心してもらいましょう。
また、工事スケジュールに余裕を持つことも大切です。申込みが集中する時期は工事が遅れる可能性もあるため、引っ越し予定日が決まったらすぐに申し込むのがおすすめです。
宅内工事と屋外工事の流れ
NURO光の工事は、「宅内工事」と「屋外工事」の2回に分けて行われます。まず1回目の宅内工事では、外壁に光キャビネットを取り付け、室内に光ケーブルを引き込みます。
光ケーブルの引き込み方法は、既存の配管を利用する方法と、新たに穴を開ける方法の2通りがあります。工事の際、壁に開ける穴は約3~4mmの小さなものですが、管理会社や大家さんの許可が必要なので注意しましょう。
宅内工事後、2回目の屋外工事を行います。屋外工事では、電柱から光キャビネットまで光ケーブルを引き、宅内に引き込んだ光ケーブルと接続します。1回目の工事から2回目の工事まで30日ほど間が空くこともあり、工事完了までには1~2ヶ月程度かかるのが一般的です。
ただし、マンションタイプの物件で設備が導入済みの場合は、宅内工事のみで開通できます。
工事内容の詳細:一般アパートのケース
一般的なアパートには、MDF(配電盤)が設置されています。
工事の流れとしては、光ケーブルを電柱から引き込んでMDFに接続。さらにMDFから各部屋へ光ケーブルを引き込みます。
光ケーブルの引き込み口や引留金具は既設されているケースが多く、作業はすぐに終わります。
工事の流れ
宅内(1回目)
- MDFから各部屋に光ケーブルを引き込む
- 部屋に光コンセントを取り付ける
- ONUを設置し、光コンセントと接続する
屋外(2回目)
- 電柱から光ケーブルを引き込む
- 新規もしくは既設の引留金具を使い、光ケーブルを固定する
- 引き込み口まで光ケーブルを配線し、既設の引き込み口からMDFに接続
工事内容の詳細:MDFが設置されていないケース
MDFが設置されていないアパートは、外壁に光キャビネットを設置しエアコンダクトなどを利用して光ケーブルを引き込みます。
引留金具がない場合は壁に穴をあけてビス留めする可能性があります。
工事の流れ
宅内(1回目)
- 外壁に光キャビネットを設置する(ビス留めまたは両面テープ)
- エアコンダクトや電話線などの既存配管を利用し宅内に光テーブルを引く
- 部屋に光コンセントを取り付ける
- ONUを設置し光コンセントと接続する
屋外(2回目)
- 電柱から光ケーブルを引き込む
- 新規もしくは既存のビス留めを使ってケーブルを固定する
- 光ケーブルを光キャビネットにつなげる
NURO光はビス止めしない屋外工事が可能
以下のケースで、屋外工事の際にビス止めする可能性があります。
- アパートに引留器具が設置されていない
- 引留器具から引き込み口まで距離がある
- MDF未設置で、外壁に光キャビネットを設置
賃貸アパートでビス止めしたくない場合は、両面テープを使うよう作業員にお願いしましょう。特に、光キャビネットの設置については融通が利きやすいです。
工事が断られるケースとその対策
NURO光の工事が断られるケースとして、以下のようなものが挙げられます。
・提供エリア外である
・管理会社や大家さんの許可が得られない
・MDF(主配線盤)がない、またはMDFに空きがない
・建物の構造上、工事が困難である
・申込者が4名に満たない(マンションタイプの場合)
対策としては、物件選びの段階でNURO光の提供エリアを確認したり、管理会社や大家さんとの交渉を丁寧に行ったりすることが重要です。工事内容を事前にしっかりと説明し、建物への影響を最小限に抑えることを伝えましょう。また、マンションタイプの場合は、入居者に呼びかけて申込者を集めることも必要です。
工事が断られてしまった場合は、他の光回線サービスを検討するのも1つの手です。フレッツ光やauひかりなど、提供エリアが広いサービスもあります。ただし、速度や料金、サービス内容は異なるため、よく比較検討することが大切です。
工事でよくあるトラブルとその対処法
NURO光の工事でよくあるトラブルとして、以下のようなものが挙げられます。
・工事の日程調整がうまくいかない
・宅内工事が完了しても、屋外工事に時間がかかる
・開通後、速度が遅い、接続が不安定である
工事日程の調整がつかない場合は、NURO光の担当者に相談してみましょう。混雑状況によっては調整が難しいこともありますが、できる限り柔軟に対応してもらえるはずです。宅内工事から屋外工事までに時間がかかるのは、NURO光の工事の特性上やむを得ない部分もあります。工事の流れを理解し、余裕を持ったスケジュールを立てることが重要です。
開通後の速度や接続の問題は、様々な原因が考えられます。ルーターの設定や端末の不具合、回線の障害などが考えられるため、状況に応じて対処法を試してみましょう。NURO光のサポートに連絡を取り、原因の切り分けを依頼するのも有効です。
賃貸アパートでNURO光を導入する際は、工事の手順や内容をしっかりと理解し、トラブルに備えておくことが大切です。管理会社や大家さんとの交渉を丁寧に行い、工事がスムーズに進むよう努めましょう。
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大家さんにNURO光導入の許可を取るコツ
賃貸アパートでNURO光の回線工事を行うには、大家さんから許可を貰う(電話で伝える)必要があります。
許可を取るコツは、伝え方にあり。具体的な伝え方を見ていきましょう。
ビス止めしない手段があることを伝える
ビス止めはアパートの壁に穴を開けます。3~4mmと小さな穴で防水処理もしてくれるため、建物への影響は小さいです。
とは言え、建物に傷を付けることになるため、大家さんが嫌がる可能性もあります。
前章でお伝えした通り、ビス止めの代わりに両面テープの利用が可能です。また、仮にビス止めをすることになっても撤去の際に穴を埋めてくれます。
大家さんには、
- ビス止めしない手段があること
- 仮にビス止めになっても影響は非常に小さいこと
を伝えましょう。
工事ではなく作業と伝える
工事という言葉を使うと「建物に大きな変更を加える」といった印象を持たれるかもしれません。
しかし、NURO光の工事内容は光ケーブルの引き込みです。多くのケースで、大掛かりになることはありません。
大家さんに許可を取るときは、工事ではなく配線作業などの言葉に置き換えましょう。
インターネットに疎い大家さんだと、ONUや光キャビネットなど専門用語も通じません。「ネットを繋げるために配線の作業が必要」と分かりやすく表現するのがコツです。
アパートの価値が上がることを伝える
丁寧に説明しても断られたときは、最後の手段としてNURO光導入でアパートの価値が上がることを伝えてみてください。
NURO光は通信速度が他の光回線より速く、ユーザー人気はトップクラス。しかし、他の光回線と比べるとアパートへの導入状況は少ないのが現状です。
そのため、NURO光が使える賃貸アパートは大変貴重な存在です。アパートの価値が高まり、入居を検討する人が増える可能性があります。
NURO光の導入は、自分だけでなく大家さんにとってもメリットがあることを伝えてみましょう。
【賃貸アパート向け】NURO光の申し込み手順
賃貸アパートの方は、NURO光 for マンションか一般プランに加入します。一般プランは一人でも加入OKで、他の住人と回線を共有しないため速度が安定しています。
今なら両プランともにキャッシュバックを適用できるため、数カ月は実質無料です。詳しい申込み手順は以下の通りです。
公式サイトにアクセスしたら申込みボタンをタップ。その後、住所を入力して提供エリア内か確認します。
まずは、郵便番号を入力してください。
住所の候補が出てくるので選択します。
建物の候補が表示されるので、お住まいのマンション・アパートをタップしてください。
「提供エリアを確認する」をタップ。
「◯」なら、そのまま申し込み可能です。
料金プランやオプションを選択して、契約者情報や支払い情報を入力していきます。問題なければ、最終確認して注文確定のボタンをタップしましょう。
以上で完了です。申し込み後、オペレーターから連絡が来るので工事の日程を調整して下さいね。
大家さんに断られたときの代替案
大家さんからNURO光の導入を断られた場合は、別の手段でネット回線を確保しましょう。
他の光回線を選ぶ
候補となる光回線は、フレッツ光回線を利用する光コラボです。フレッツ回線が通っている賃貸アパートなら、工事無し(配線の確認のみ)で開通できます。
また、光コラボではありませんがauひかりも提供エリアが広いです。
NURO光以外でおすすめ
ドコモユーザーの方はドコモ光、ソフトバンクユーザーの方はソフトバンク光を選びましょう。auユーザーの方は、auひかりかビッグローブ光でスマホセット割を適用できます。
東海エリア限定にはなりますが、NURO光に匹敵する通信速度を求めるならコミュファ光がおすすめです。平均速度でNURO光を上回るほどの速さを誇ります。
工事不要のネット回線を選ぶ
光回線を通せない賃貸アパートは、そもそも工事が不要なネット回線を選びましょう。
工事不要のネット回線は、
- ホームルーター
- ポケットWi-Fi
の2択です。
ホームルーター・ポケットWi-Fiの違い
ホームルーター | ポケットWi-Fi | |
---|---|---|
電源 | ACアダプタ | バッテリー |
持ち運び | 不可 | 可 |
有線接続 | 可 | 不可※ |
※ポケットWi-Fiでもホームルーターを選ぶか、クレードルを使えば可能
ホームルーターのおすすめ
ホームルーターを選ぶなら、ドコモhome5Gがおすすめです。
ドコモhome5Gは、全ホームルーターの中で最速を誇る5G対応の通信サービスです。65台もの同時接続が可能で、有線LANポートも搭載されています。
ポケットWi-Fiのおすすめ
外出先でもネット回線を持ち運びたいならポケットWi-Fiです。ポケットWi-Fiで最もおすすめはWiMAXです。
WiMAXは、ホームルーターや他のポケットWi-Fi(クラウドWi-Fiサービスなど)より速度が速いです。また、クレードルを付ければ有線接続も可能です。
申し込みは、WiMAXプロバイダのGMOとくとくBBを経由すると、最高額のキャッシュバックを受け取れます。
まとめ
NURO光は賃貸アパートでも契約できます。気になる工事ですが、ビス止めしない方法があるため安心してください。
大家さんに許可を取る際は、作業と伝えるのがコツ。ビス止めしない手段があり、アパートの価値も向上すると伝えられるとベストです。
工事の許可を取れない場合は、他の光回線を使うか工事不要のネット回線を使いましょう。